角田裕毅が最終戦アブダビGP予選でキャリアハイ6番手!PPは今季12度目フェルスタッペン…ルクレール、ピアストリが続く|F1
2023年のF1最終戦、第23戦アブダビGP予選が現地時間25日行われた。 現地ヤス・マリーナは日没時刻を迎え、FP3、F2のレース1から引き続きドライコンディションでセッション開始時刻となった。 ●【F1™|ハイライト】F1™2023最終戦 エティハド航空・アブダビGP 予選|2023 18分間の予選Q1を迎えるも、各車はピットから出ず、慎重な立ち上がりを見せる。4分が経過し、ここからようやくトラックへと出ていった。 最初のアタックを行い、ターン1のトラックリミット違反でタイム取り消しになるドライバーもいる中、マックス・フェルスタッペンがトップ。角田裕毅は最初のアタックを終えて、フェルスタッペンから0.512秒落ちで5番手となった。各チームの勢力図はこの時点で不明瞭で、メルセデスやアルピーヌ勢のタイムが伸びないという状況に。 一度全車ピットへと戻り、残り5分からラストアタックへと出ていく。角田はラストアタックでトップのフェルスタッペンから0.126秒差、レッドブル2台に続く3番手タイムを叩き出してQ2進出を決めた。 今回、予選Q1ではトラフィックも発生したものの、各車のタイム差が一気に縮まり、フェルスタッペンからQ1敗退の16番手まで、0.578秒というダンゴ状態だった。 Q1敗退となったのはカルロス・サインツ、ケビン・マグヌッセン、バルテリ・ボッタス、チョウ・グァンユ、そして2度トラックリミット違反でタイムなしとなったローガン・サージェントの5台だった。 続くQ2では、フェルスタッペンが新品ソフトを入れて1分23秒台を叩き出す。他の多くのマシンはユーズドのソフトを履き、ひとまずタイムを出しにいく流れとなった。角田はここでユーズドながら6番手タイムとなっている。 フェルスタッペン以外の14台が新品ソフトを装着し、ラストアタックへと出ていく。角田はここでQ2での8番手タイムをマークし、Q3進出を決めた。 Q2脱落はルイス・ハミルトン、エステバン・オコン、ランス・ストロール、アレクサンダー・アルボン、ダニエル・リカルドの5台だった。なお、リカルドから10番手オスカー・ピアストリまで0.164秒差で、この中に入った5人がQ2止まりという僅差での決着になっている。 そしてトップ10のグリッドを決める12分間の予選Q3では、Q2で履いたものを継続しユーズドで各車トラックへと出ていく。フェルスタッペンは新品ソフトを投入して最初のタイムを出しにいき、1:23.445を叩き出す。 1回目のタイムアタックを終え、フェルスタッペン、ランド・ノリス、オスカー・ピアストリ、ジョージ・ラッセル、セルジオ・ペレスの順となり、角田はユーズドで6番手タイムをマークする。 Q3残り4分になり、各ドライバーは新品ソフトを装着してラストアタックへと入っていった。 ラストアタックではフェルスタッペンがタイムを更新できなかったものの、最初に出したタイムが最速のままで今季12度目のポールポジションとなった。 2番手チャールズ・ルクレール、3番手ピアストリ、4番手ラッセル、5番手ノリスと続き、角田は最後1分23秒台に突入する1:23.968をマークして6番手。予選でのF1キャリアベストとなる6番グリッド確保となっている。 7番手フェルナンド・アロンソ、8番手ニコ・ヒュルケンベルグ、9番手ペレスと10番手ガスリーはタイム抹消での5列目となった。
【関連記事】
- ●【動画】フェルスタッペンが5秒ペナ&接触を物ともせずラスベガスGPで今季18勝&歴代3位タイ53勝目!ルクレールが最後2位浮上、ペレス3位…角田裕毅は残り3周停止18位|F1
- ●【コラム】「ルクレールは“無冠の帝王”で終わってしまうのか」|F1解説者ムッシュ柴田のピットイン
- ●「17歳で信じられない速さを秘めていた」今季退任トスト代表、教え子フェルスタッペンの抜てきを回顧…当時“免許もない17歳に”と批判も、成功を確信|F1
- ●「ナチュラルな速さはトップドライバー」今季退任トスト代表、角田裕毅への賛辞と課題を口に…優秀な教え子を聞かれると王者2名を即答|F1
- ●2023 F1日程・カレンダー・スケジュール|放送時間・中継配信