国民・榛葉幹事長、自民総裁選は読めない「大井の第3レースみたい」決選投票を予測「駆け引きが難しい」
国民民主党の榛葉(しんば)賀津也幹事長(57)が21日、国会内での定例会見で、自民党の総裁選に関して「全く本命が見えないね。競馬で言ったら、◎や○がなくて△や▲ばっかりで、予想屋も予想できないと思うよ。大井競馬の第3レースみたいな。誰が来てもわからない」と評した。 【写真】小泉進次郎氏「国会内の吉野家」ランチが衝撃!真っ赤な牛丼 榛葉氏は「11人出るんでしょ?推薦人20人だとすると、それでも220人だね。もう圧倒的に、推薦人で過半数が取られる」と、本命不在の総裁選だと予想しながらも「ただ、間違いなく言えるのは、一発で決まりそうもないね。つまりは決選投票だ」との見方を示した。 その上で「1位を獲りにいくというよりは、1位2位が誰になって…馬単じゃないけどね。そして敗れた候補陣営と、どう連携するかっていう駆け引きは難しい。誰も読めない選挙になる」と述べた。 決選投票の戦法として、榛葉氏は「票を獲りに行くと同時に、決選投票を踏まえて、水面下で選挙中から『もしうちが勝ったら応援してくれ』とか『おたくとは同盟関係結ぼうじゃないか』とか。ばらけるかもしれないけど、逆に言うと『1回目はばらけてもいいけど、決選投票をしっかりまとめろよ』とか、いろんな指示や水面下での駆け引きが始まるんじゃないですか」と指摘した。 榛葉氏は「お祭り騒ぎになってますけど、裏金問題の政治とカネの問題が、この総裁選挙でごまかされる、消されるようなことがあっては決してならない」と、自民総裁選にクギを刺す。 立候補を表明した小林鷹之氏(49)にも「裏金問題については、全くあいまいでしたね。せっかく若いんだから。もう旧文通費を公開するとか、政策活動費を廃止するとか。それくらい思い切ったことを言うのかなと思いましたが、自民党をリセットするとか。そういう言葉だけでごまかしてましたね。ちょっと残念でしたね」と注文をつけた。 さらに「小林(鷹之)さん、小泉(進次郎)さんという若いフレッシュな、有能な2人も出ているけど、ネット上では高市(早苗)さんがなかなか数字を伸ばしている。一般国民からは石破(茂)さんが人気だね。ただ、国会議員の信頼を得ないと票がもらえないから、難しい選挙じゃないですか」と予想していた。 (よろず~ニュース・杉田 康人)
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