決勝ソロのDeNA・桑原将志、「絶対勝つと思っていた」本拠地で連敗後、同僚を鼓舞し雰囲気変えた【日本S第3戦】
◇29日 SMBC日本シリーズ2024第3戦 ソフトバンク―DeNA(みずほペイペイドーム) 本拠地での第1戦から2連敗しているDeNAは、「1番・中堅」の桑原将志外野手が5回に勝ち越しのソロ本塁打を放つなど攻守で躍動し、今シリーズ初勝利。対戦成績を1勝2敗とした。 率先垂範だ。同点の5回、ソフトバンクの2番手・大津から左中間に勝ち越しの日本シリーズ第1号ソロ。「先頭だったのでとにかく塁に出ることを意識していました」。4打数2安打で四球も選んだ。シリーズ3試合で14打数5安打、打率3割5分7厘と当たっている。 横浜で連敗しての福岡入り。桑原は第2戦後のミーティングで同僚を鼓舞し、雰囲気を変えた。「絶対勝つと思っていた。また明日も死に物狂いでやるだけなんで。絶対にひとつ勝つ、という気持ち」と集中力の大切さを説く。 2回にはセンターの守りでダイビングキャッチを披露。「あれはスタートが遅れただけ。先頭バッターだったし、アウトを取れて良かったかな」と苦笑い。入団時は内野手だった経験を生かし、果敢に前の打球に飛び込む積極性が大舞台でも生きた。30日の第4戦に向け、「気持ちを切り替えてやるだけ。もう気持ちを切り替えてます」とまなじりを決した。
中日スポーツ