新人2氏の争いに 三戸町長選
前町長の辞職に伴う三戸町長選が12日告示された。元町職員の沼沢修二氏(57)と、十和田市の東晴美氏(69)が立候補を届け出て、無所属新人2氏による争いが確定した。投開票は17日。※東氏の写真は本人の意向により掲載しません。 沼沢氏は12日午前9時過ぎ、同町川守田の選挙事務所前で第一声。ふるさと納税制度を最大限活用し稼ぐ自治体を構築すると述べ、「補助金や交付金に頼らない自主財源を確保し、惜しみなく町民サービスに使っていく」と強調。農林・畜産・商工振興や高齢者・子育て支援などの公約を示し、「この町を大きく前進させたい」と訴えた。 一方、東氏は締め切り直前の同日午後5時前に立候補を届け出た。東奥日報の取材には「選挙がないと町民が選ぶ楽しみを奪うことになる」と出馬の理由を述べた。 同町長選は沼沢氏以外に表立った出馬の動きが見られず、無投票の可能性が高まっていた。そのため、沼沢氏の選挙事務所では午後5時過ぎから当選セレモニーを予定していたが、急きょ決起大会に変更。支持者約60人(後援会発表)を前に、沼沢氏は「選挙戦になったことを前向きに捉え、しっかりと勝ち抜きたい」と改めて決意を語った。 期日前投票は13~16日の午前8時半~午後8時、町役場1階税務課前ロビーで行う。11日現在の選挙人名簿登録者数は7942人。