演歌歌手・丘みどり「舞台女優・丘みどりの誕生と思って」 初主演に驚き「私でいいのですか?」
『おちか奮闘記』で舞台初主演
俳優の丘みどりが28日、都内で行われた初主演舞台『おちか奮闘記』取材会に、三田村邦彦、河合雪之丞、成瀬芳一(補綴・演出)と共に出席した。 【写真】「演技もほぼ初めて」と笑顔で意気込み 取材会での集合写真などアザーカット デビュー20周年のアニバーサリーイヤーとなる丘。これまでNHK紅白歌合戦に3度出演し、近年はバラエティ番組や映画への出演など活動の幅を広げているが、舞台は初主演。丘は「初主演ということですが、演技もほぼ初めて。それ以外でも何もかも初めてなので、これから先輩に教わりながら頑張ろうと思っています」と意気込みを語る。 オファーを受けたとき、丘は「まず『私でいいのですか?』というのが最初の思い。すごく悩んだのですが、ずっと演技のお仕事をいつかしたいと思っていたんです」と胸の内を明かす。これまでも俳優としてのオファーもあったというが、「演歌歌手というお仕事があるので、独り立ちできるまで」と思いは心に秘めていた。 しかし20周年という節目を迎え、自分の思いを遂げたいと思い、丘はオファーを受けたというと「もちろんプレッシャーもありますが、初めてだからこそできるお芝居もあるのかなと思って頑張りたいです。20周年という節目の年に1月2日からお芝居ができるので、いいスタートが切れると思います」と期待を口にしていた。 相手役を務める三田村とは、彼が案内人を務める「おとな旅あるき旅」で、番組テーマ曲「あなたと、君と」をデュエットでリリースしたこともある仲。丘は「私が知り得る限り、芸能人の中でこんなに裏表がない人がいるのかなと思うぐらいいつも変わらない。お父さんと言ってしまうと失礼になりますが、身内のような家族のような存在です」と語ると、三田村も「丘さんもまったく裏表がない人。来年公開の『晴れの国』という映画で丘さんと父娘役で共演しているのですが、彼女の演技で泣かされたんです」と俳優としても魅力があることを強調していた。 丘は「演歌歌手が舞台をしているというのではなく、舞台女優・丘みどりの誕生と思って見ていただきたいです」と強い視線で語っていた。 舞台『おちか奮闘記』は、川口松太郎の名作『浪花女』を、タイトルを新たにし、音楽性の高い作品に仕上げた。主人公のおちかを丘が、三味線の名手・豊澤団平に三田村、その他河合雪之丞をはじめ実力派が脇を固める。 舞台『おちか奮闘記』は2025年1月2日~26日まで三越劇場にて上演される。
ENCOUNT編集部