現役大学生が「ベンチ140㎏」で作り上げた大胸筋を披露しボディコンテスト優勝 高校サッカー部が筋トレの原点
爽やかな笑顔と自信に満ち溢れた表情でステージに登場し、バランスのとれた仕上がった身体で魅せた増谷忠之(ますや・ただゆき/19)選手。京都の学校に通う現役大学生だ。6月16日(日)で行われたマッスルゲート京都大会では、ボディコンテスト初出場ながらメンズフィジーク新人の部168cm以下級1位、メンズフィジークジュニアの部2位、メンズフィジーク一般の部168cm以下級1位という素晴らしい結果を出した。 【写真】大学生・増谷忠之選手の高校時代から鍛え上げてきた大胸筋
増谷選手がトレーニングを開始したのは高校生のとき。 「部活がサッカー部だったんですけど、ここで補強練習としてウエイトトレーニングをちょっとやってまして、そこから筋トレを始めました」 そのときはラックがなく、バーベルとベンチ台だけの環境で、主にベンチプレスやショルダープレスを中心としたトレーニングをしていた。 増谷選手はサッカー部の中では、一番ベンチプレスが強かったと語る。 「ベンチプレスの計測大会みたいなものがあったんです。それが結構得意で。高校2年生で80kg、高校3年生とときに110kgになりました。それでどんどん楽しくなって筋トレを続けるようになりました」 そして今ではベンチプレスは140kgまで上がるようになったという。 「筋トレをしてからめちゃくちゃ自己肯定感が上がりました。自信がついた感じがするんです!それまでは得意なことがなく『自分は取り柄と言えるものがないなぁ』って思ってたんです。でもベンチプレスで『他の人より得意かも』っと思ってから、熱中してするようになりました」 今では学校内での80人規模の筋トレサークル『Body Resistance』に所属し、アルバイトもマッチョバー京都で働いているという筋肉に囲まれた生活を送っている。
「今年は大会に出る予定はないですが、来年のJBBFオールジャパンジュニアを目指して頑張ります!」 筋トレをすることで得た自信とたくさんの仲間と共に、これからも躍進していくだろう。
取材:柳瀬康宏