大会連覇をかけて臨む金谷拓実

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 事前（28日）◇富士桜CC（山梨）◇7424yd（パー70） 【画像】感触は表情が物語る？　松山英樹が未発表の新ドライバーをテスト 「まだ当たったことがないから、当たってほしいなあ」。母・美也子さんが毎週チャレンジしていることに、自分が貢献できたら…。大会連覇がかかる金谷拓実は、ささやかな願いを胸に開幕を迎える。 昨年大会はただ一人4日間「60」台を並べ、通算8アンダーで2位に4打差をつける圧勝だった。今年はディフェンディングチャンピオンとして、大会PRの一環でテレビ出演。主催するフジテレビの情報番組「めざましテレビ」において、今朝の午前6時前に放送された「めざましじゃんけん」に出演した。 データ放送を介して視聴者がじゃんけんに勝つと、週ごとにポイントが貯まってプレゼントに応募できる。「母親がずっと、月曜から金曜まで一生懸命やっていて。まだ当たったことがないから、当たってほしい」と話す表情はちょっと真剣だ。

じゃんけん、見てくれたかな？

母の幸運を祈りつつ、連覇に挑む今週はパッティングの修正が課題のひとつ。「最近パッティングが良くない。スピードやタッチが先週は合わなくて」と、29位だった「Sansan KBCオーガスタ」は4日間で3パットが4度あった。「しっかり修正して、また今週から臨んで行けば優勝できるかなと思います」と、開幕戦「東建ホームメイトカップ」以来の今季2勝目へ意気込んだ。 昨年は本大会の優勝で賞金ランキング1位に浮上したが、最終的にランク3位でシーズンを終えた。今季は同4位で後半戦に突入。「去年は達成できなかったから」と賞金王を目指す思いは強い。「しっかり自分らしいプレーを続ければ、良いスコアを出せると思う」。アマチュア時代の2020年から4度の出場でトップ10を外していない好相性の舞台で、まずはベストパフォーマンスを出し切りたい。 ちなみに今週の視聴者プレゼントは、佐賀県伊万里産の梨「あきづき」5kg。美也子さんに出演することは伝えていたが、果たして自分とのじゃんけんには勝てたのだろうか。優勝の報告とともに、プレゼントも母の手元に届いたら最高だ。（山梨県河口湖町／谷口愛純）