二次元コードで身元確認 認知症疑いの人を地域で見守る 徘徊を想定し対応訓練 帽子などに貼って利用、福井市が普及図る
FBC福井放送
二次元コードを使って、認知症の疑いがある人を安全に家族のもとへ帰す訓練が福井市内で行われ、コンビニエンスストアの店員がその利用方法を学びました。 帽子に貼り付けられた二次元コード。スマートフォンで読み取ると、身に着けている人の住所や病歴などを確認できます。 認知症の疑いのある人を地域全体で見守ることを目的に、福井市が普及を図っていて、12日は市内のコンビニエンスストアで対応訓練が行われました。 ■訓練の様子 「今連絡しますので、安心して待っていてください」 徘徊(はいかい)が疑われる高齢者を発見したとの想定で、店の従業員は二次元コードを読み取って、家族に連絡するまでの流れなどを確認しました。 ■訓練に参加したコンビニの店員 「使いやすかった。初めて使ったんですけど、簡単にできた。困っている人がいたら、使えると(他の従業員)に話したい」 福井市によりますと、この二次元コードは市内でおよそ70人が利用しているということです。