669人の子どもたちを救った男の偉業の原点とは。アンソニー・ホプキンス主演『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』本編映像公開
アンソニー・ホプキンス主演最新作『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』より、本編映像が公開された。 【動画】『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』本編映像【難民キャンプ】 ナチスの脅威から669人の子どもたちを救った“イギリス版シンドラー”ニコラス・ウィントンの半生を映画化した本作。結果的に6000の命に繋がった活動と、子どもたちとの50年後の再会を描く。 公開されたのは、普通の20代の青年ニコラスが救出を決意するきっかけとなったシーン。ナチスの侵攻がすぐ側まで迫り、チェコスロバキアで暮らしていた大勢のユダヤ人が逃れていたプラハの難民キャンプに、友人の誘いで訪れたニコラス。そこには厳しい環境で寒さと飢えに苦しみながら暮らしている大勢のユダヤ人難民がいた。 ひとりの子どもにチョコレートを与えるニコラスだが、あっという間に数名の子どもたちに囲まれチョコレートはなくなってしまう。切なげに佇む赤ん坊を抱く少女の表情を見てニコラスは罪悪感を覚えるのだった。難民キャンプの悲惨な状態を見て、子どもたちだけでも救えるかもしれない、と立ち上がるニコラス。後に、669人を救う偉業に繋がるはじまりの瞬間が切り取られている。 本作の撮影は実際にプラハで行われており、映画に登場する難民の子どもたちの役には、地元のユダヤ人学校に通う演技未経験の子どもたちを起用。メガホンをとったジェームズ・ホーズ監督は、「ほとんどの子どもたちは演技経験がなかったが、この出来事を体験した人が家族にいるなど、映画にかかわりがある子どもたちをキャスティングすることが重要だった」とキャスティングへの強いこだわりを明かしている。 <作品情報> 『ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命』 6月21日(金) 全国公開