一宮川災害検証 流域の浸水対策の方向性まとまる 具体化に向けた議論も
チバテレ(千葉テレビ放送)
2023年9月の台風13号に伴う大雨で、千葉県茂原市など一宮川流域で起きた浸水被害について検証する会議が10月29日、県庁で行われ、浸水対策の方向性がまとめられました。 会議は、一宮川流域の浸水被害を受け、2023年10月に県が設置したもので、地域防災や河川工学の専門家ら3人の委員で構成されます。 5回目となる29日の会議では、当時の河川や内水氾濫の情報などを組み込んで作成されたシミュレーションの結果などをもとに、今後の浸水対策の方向性がまとめられました。 それによりますと、現在の河川整備を引き続き推進するとともに、ため池や田んぼダムなどの、雨水を貯める「流域対策」が必要とされているほか、防水壁の設置や適切な避難などの「洪水被害を受け流す対策」の実施も提言されています。 検証会議は今回が最後となり、会議でまとめられた浸水対策は今後、地域の関係者らが参加する協議会などの場で具体化が図られるということです。
チバテレ(千葉テレビ放送)