世界のセレブたちも感動!豪邸建築家・森山善之がリピートする推し宿と憧れの!?ホテル、ベスト3
これまで数多くの豪邸を設計し、富裕層から絶大な信頼を得ている人気の建築家、森山善之さん。森山さんが旅先で滞在するホテルや宿にいちばん求めるものは、ずばり、「ホスピタリティ」だそうです。 森山さんいわく、「日本の旅館ほどホスピタリティが行き届いているところはないと思う」と語る森山さんが感動した宿、憧れの!? ホテルを教えていただきました! 【写真集】豪邸建築家・森山善之さんが贔屓にする宿・憧れの!?ホテルをピックアップ
【Profile】 もりやま よしゆき/1964年岡山県生まれ。山口大学建築学科卒業。類設計室、PAO設計を経て、97年建築設計事務所バケラッタ設立。
1.森山さんがこれまでで、最も感動したホテル「岩惣」(広島)
世界遺産の厳島神社から徒歩3分のところに立つ、江戸時代から続く宮島の老舗旅館「岩惣」。2016年に開催されたG7広島サミットではワーキングディナーの会場として各国の要人を迎えました。もみじ谷と呼ばれる場所を生かした木造建築はそのまま宿の歴史を体現しているかのよう。増改築を重ね、現在も進化し続けている名宿です。 なんと今や広島名物となっている、もみじ饅頭もこちらの発祥だとか!時代ごとにさまざまな客人を迎えてきたもてなしの粋が息づいています。森山さんはこれまで4度ほど訪問しているのだそうです。 「この宿に辿り着くには船でしか行けないのですが、まずはその特別感がいいですよね。離れの和室は、日本旅館そのもので建築的にはとても古いのですが、そのまま丁寧に使われているので好感がもてます。部屋食も今では普通ではなくなりましたが、ここでは昔のまま自分の部屋に食事が運ばれてくるのもいいですね。手間はかかるかもしれませんが、旅館ならではのホスピタリティの形で僕はよいサービスだと思います。離れの部屋からお風呂へ行く途中、外にいる鹿と目が合ったりして。厳島神社のある島なので、ここでは鹿も神聖な感じがしますし、神々しさに包まれるような場所です。秋の紅葉に時期が素晴らしいと聞いているのですが、まだ実際に見られていないので。ぜひまた行ってみたいですね」と森山さんは語ります。