今季のコーチは武骨でモダン──特集:冬スタイルはレザージャケットで締める
コーチは、ニューヨークの革小物工房を出自とするだけに、レザーコレクションへのこだわりはひとしお。とりわけ今季のジャケットは、素材や環境にこだわった秀作ぞろいだ。 【写真を見る】それぞれのプライスとディテールをチェック!
溢れ出るヴィンテージ感
古き良きアメリカをテーマに掲げる、今シーズンのコーチ。上品でしなやかな素材を駆使し、ライダースやトラッカージャケットなど、長年に渡りアメリカ人に愛されるクラシック感漂うラギットなコレクションが目をひく。また、レザーグッズの製造工程で生じたはぎれを使用して仕上げるなど、サスティナブルな物作りにも注目だ。 ■MOTO JACKET しっとりとした、上質なレザーで仕立てたブラックのダブルライダースジャケット。ボタンやジップもマットにし、よりシックな表情に仕上がっている。フィット感を微調整できる裾部分のバックルに加え、裏地にはコーチのシグネチャーパターンデザインを採用。スナップボタンのトップカバーにブランドの頭文字である“C”を刻印するなど、ディテールの作り込みも秀逸だ。 ■LEATHER RACER 鮮やかなライトブラウンカラーが目をひく、上品なシングルライダースジャケット。ジップを駆使したリュクスなデザインと、ラグジュアリー感の漂うしなやかな素材感が魅力だ。レーサージャケットをベースに仕上げた、クラシックフィッティングは、あらゆる着こなしをエレガントに彩る。 ■SUEDE LEATHER JACKET ベージュの優美な色味と、上質なスウェード特有のベルベットのように繊細な素材感が映えるトラッカージャケットは、メンズウェアのアーカイブデザインをマッシュアップしてデザイン。前身頃には胸とサイド、合計4カ所のポケットを備える。アウターとしてはもちろん、コートのインナーなど、レイヤードスタイルにも活用したい。 ■COACHTOPIA BOMBER JACKET パッチワークを施したアップクラフトラムレザーを用いたジップアップジャケットは、レザーグッズの製造工程で生じたハギレを四角く縫い合わせ、アップクラフトテイストに仕上げている。適度にゆとりのある上品なオーバーサイズシルエットで、ユニセックスに着こなせる。雲モチーフのキルティングを施した裏地にも注目。 ■コーチ・カスタマーサービス・ジャパン TEL:0120-556-750
文・オオサワ系、森下隆太 写真・高橋絵里奈 スタイリング・安倍拓志 編集・岩田桂視(GQ)