猛暑のマニラで「7人組アイドル」を結成!Fカップでバズり中の「元SKE48」が綴る「フィリピン」で過ごした青春時代
美少女「さーちゃん」
ジープニーの中でヤナと言う女の子に話しかけ色々なことを聞いたが、なかなか顔を合わせてくれなかった。後に彼女は緊張していて照れ隠しだったと笑いながら話してくれた。 無事他のメンバーと合流し、大きな公園でダンスの練習を始めた。メンバーは私を合わせて7人、全員が集合していた。 気温は34℃程度だが、車の渋滞で発生する熱や特有の湿度のせいか、体感では日本の40℃ほどある気がした。蒸し暑い野外での練習はとても辛く、500mlのペットボトルの水は1時間ともたなかった。 メンバー達と知り合いの男性2人がマネージャーとして動いてくれるそうで、彼らが水を買い足しながら練習を続けた。 夕方になり練習を終え、全員クタクタになった状態で入ったマクドナルドは最高の思い出だ。 冷房の効いた店内で、氷の入ったジュースをがぶ飲みした。9人で複数のテーブルを繋げ一緒に食べながら話し、食べ終わる頃には驚くほどみんな打ち解けていた。 その日の夜は最初にメッセージをくれた美少女の家に、家が遠いヤナと一緒に泊めてもらうことになった。 美少女は「さーちゃん」と名乗り、ヤナとは昔からの友達だと話してくれた。 メンバーからマネージャーまで、ほとんど全員がアイドル好きでお互いを知っており、唯一の初対面は私だけだったようだ。 さーちゃんは会ってみると「意地悪キャラ」で、洋画に出てくるいじめっ子女子そのものだった。しかし実はとても優しく賢く面倒見のいい子で、それ以降も彼女の家に泊まっていいと言ってくれた。今思えば一人一人キャラがたっていて癖が強く、面白いメンバーしかいなかった。 第4回に続く…
五十嵐 早香(モデル・タレント)