スタンフォード大・佐々木麟太郎、米デビュー戦で2ラン&適時打!「4番一塁」MLBドラフトリーグ
<フレデリック-トレントン>◇11日(日本時間12日)◇ナイメオフィールド 花巻東(岩手)から米名門スタンフォード大に進学した佐々木麟太郎内野手(19)が、米国デビュー戦で初アーチ含む5打数2安打3打点と大活躍。トレントンの一員としてフレデリック戦に「4番一塁」でスタメン出場し、米国デビューの初安打で2ラン本塁打を放った。 【写真】チームメートと談笑する佐々木 1-1の3回2死二塁の第2打席で、ノーボール2ストライクと追い込まれてからの3球目、91マイル(約146キロ)のフォーシームを右翼フェンスの向こうへ運ぶ米国1号の勝ち越し2ランだった。 4-1の2死一、二塁の第4打席はカウント2-2からの5球目フォーシームをとらえて右前へ鋭い打球を放ち、適時右前打。 0-1の2回先頭の第1打席は1ゴロ。 4-1の4回2死満塁の第3打席は中飛。 9-1の8回先頭の第5打席はフルカウントからの90マイル(約145キロ)高速スライダーを空振り三振。 11-1の9回2死二、三塁の第6打席は四球。 2ランを含む5打数2安打3打点2得点、1四球と米国デビュー戦を見事な結果で飾った。打率は4割、OPSは1.500となった。 MLBドラフトリーグは21年に創設され、毎年6月上旬から9月上旬(今季は6月4日~9月4日)に開催。6チームによって争われ、各チーム80試合を行う。7月のドラフトまでの前半戦はドラフト前のアマチュア選手、後半戦はプロ入りした選手で構成される。 高校最多140本塁打を記録した佐々木は今年3月に花巻東高を卒業。米国では9月から新年度が始まるため、まだ試合に出場することができず、ここまでは同大学で練習や紅白戦のみの出場にとどまっていた。26年にドラフト対象となる。この日の現地実況は、佐々木について「ドラフト1巡目が見込まれている」と伝えていた。