【週末J2まとめ】長崎と横浜FCが3連勝を飾り、敗れた首位・清水との差を縮めることに成功。仙台はいわきを下して4位に|Jリーグ
【国内サッカー ニュース】明治安田J2リーグは6月1日と2日に第18節が開催。今節は首位の清水エスパルスがレノファ山口FCに敗れて足踏みとなった中、V・ファーレン長崎と横浜FCが3連勝を飾り、首位との差を縮めることに成功している。
上位陣に明暗が分かれる週末となった。 首位に立つ清水は敵地で山口と対戦。チームカラーもありオレンジダービーとなった一戦は、攻め込む清水、奪ってカウンターを狙う山口という構図で試合が展開された。そんな中、14分に山口の新保海鈴が田邉光平とのパス交換でペナルティーエリア内に進入。最後はクロスボールを吉岡雅和が決めて山口が先制点を手にした。 これで勢いに乗った山口は、27分にも若月大和のつなぎから佐藤謙介がペナルティーエリア手前から右足を振り抜いて追加点を奪取。前半のうちに2得点を奪って試合を優位に進めた。 清水は後半に攻勢を強めたが、リードを奪ったことで守備に集中力をより割けるようになった山口の硬い守備を最後までこじ開けられず。そのまま試合は終了し、清水は2試合ぶりの黒星。一方、勝った山口は5試合負けなしで5位に浮上している。 首位が敗れた中、清水との差を縮めたのは長崎と横浜FCだ。 2位の長崎は敵地で水戸ホーリーホックと対戦。開始早々にエジガル・ジュニオのゴールで先制して幸先良いスタートを切るも、後半に2失点を喫して一度は逆転される展開となってしまう。それでも、2失点目の2分後にエジガル・ジュニオの2点目で追いつくと、後半アディショナルタイムにはフアンマ・デルガドが劇的ゴールを奪取。土壇場での逆転劇を見せた長崎は、シーソーゲームを制して清水との勝ち点差を「1」とした。 一方、3位の横浜FCはホームで愛媛FCと対戦。こちらは前半に失点を喫して苦しい展開を強いられたが、より攻勢を強めた後半に山根永遠のゴールで試合を振り出しに戻すことに成功する。すると後半アディショナルタイム、櫻川ソロモンにゴールが生まれて土壇場で逆転。そのリードのまま試合を終わらせ、劇的な逆転勝利で清水との差を縮めている。 その他、ベガルタ仙台はオナイウ情滋の決勝ゴールでいわきFCを下して4位に浮上。栃木SCとロアッソ熊本の”下位対決”は、逆転勝ちを収めた熊本に軍配が上がっている。 ■J2リーグ第18節 結果 藤枝 2-1 甲府 大分 1-2 徳島 千葉 2-1 岡山 横浜FC 2-1 愛媛 いわき 1-2 仙台 水戸 2-3 長崎 群馬 0-0 山形 山口 2-0 清水 鹿児島 0-0 秋田 栃木 1-3 熊本