ポルシェ パナメーラは究極のドライビングプレジャーサルーンであり続けられるか? 新型パナメーラに初試乗&レポート!
旧モデルと同じで、より良くなっただけだ。しかし、「911」らしいフィーリングは最初の1メートルから感じられる。変更されたギアレバーの位置や新しいディスプレイにはすぐに慣れることができ、すべてが直感的で論理的だ。新標準の2チャンバー、2バルブのエアサスペンションは、あらゆる段差、穴、エッジを飲み込む。新設計のスポーツエキゾーストシステムは、以前よりもずっと喉越しのよいサウンドを奏でる。
シートに押し込まれないベース
ステアリングを”ノーマル”から”スポーツプラス”に切り替え、マニュアルトランスミッションモードを選べば、本当に楽しめる。剛性アップしたシャシーと、さらに変速が速くなった8速PDKによって、「パナメーラ」は実に俊敏で軽快なスポーツサルーンだ。2トン近い車重は吹き飛び、コーナーはほとんど直線になる。
このサルーンにとって353馬力は何でもないように聞こえるかもしれない。しかし、ドライビングを楽しむには十分だ。ターボほどはシートに押し込まれないかもしれないが、常に速い。それでもまだ物足りないというのなら、V6に電動モーターを組み合わせたモデルも間もなく登場し、「パナメーラ4ハイブリッド」では470馬力、「パナメーラ4Sハイブリッド」では544馬力を発揮する。
ターボEハイブリッドがさらに進化
「パナメーラ ターボEハイブリッド」は?これ以上素晴らしいものはない。オプションのスーパーシャシーが装備された。その名も「アクティブライド」。ポルシェによれば、乗り心地とドライビングダイナミクスの間で、これまで他に類を見なかったレンジを実現できるという。
アクティブライドはジェットコースター感覚を提供する
どのように機能するのか?アクティブダンパーでは、電気的に作動する油圧ポンプが需要に応じた流量を確保する。これにより、ボディとホイールの間に極めて正確な力が素早く発生し、路面からの力を打ち消し、補正する。
ブレーキング時、ステアリング操作時、加速時には水平を保ち、コーナリング時には適度に内側に傾き、乗り降り時には車体が浮き上がる。マジック?それはすぐにわかる。ハイブリッドについてもうひとつ: 改良型V8ツインターボ、680馬力、システムトルク930Nm、同様に新しいデュアルクラッチギアボックスに新しい電動モーター(190馬力)を含む。Eレンジ(純電動航続距離):91km。