【MLB】「次にMLBのエースになる可能性がある日本人投手」 佐々木朗希、山下舜平大ら5人が選出
今オフの移籍市場では日本人投手が大きな注目を集めた。投打の二刀流で活躍する大谷翔平は10年7億ドルでドジャースと契約し、日本球界最強投手の山本由伸も12年3億2500万ドルでドジャースへ。今永昇太はカブス、松井裕樹はパドレスとそれぞれ複数年契約を結んだ。そうした状況を受け、MLB公式サイトでは「次にMLBのエースになる可能性がある日本人投手」として日本球界で活躍する5人の投手をピックアップ。なお、次点には戸郷翔征(巨人)、宮城大弥(オリックス)、小笠原慎之介(中日)の3人が選ばれている。 最大の注目株は、やはり佐々木朗希(ロッテ)だ。MLB公式サイトは「昨年11月に22歳になったばかりだが、日本球界において直近3シーズンで最も支配的な投手だった。速球は平均98マイル以上、最速では102マイルに達することもあり、破壊的なスプリッター(フォークボール)も持っている」と紹介。「佐々木は早期のMLB移籍に意欲を示しており、早ければ来オフにも移籍の可能性がある」とした。 2人目は山下舜平大(オリックス)だ。MLB公式サイトは「山本が所属していたオリックスに在籍する投手で、速球は常時94~97マイル、最速99マイルを計測する。最も魅力的なのは年齢で、今年7月にようやく22歳となる。多くの伸びしろを持っており、さらに支配的な投手へと成長する可能性を秘める」と紹介。また、髙橋宏斗(中日)については「今年8月に22歳になる髙橋は、援護不足のなか、過去2シーズンは支配的な投球を見せた。最速98マイルの速球はよく打たれているが、フォークボールは素晴らしい。速球の被打率を下げることができれば、さらに支配的な投手になれるだろう」とした。 髙橋光成と平良海馬の西武勢も選ばれている。MLB公式サイトは髙橋について「今年2月に27歳となった髙橋は、直近2シーズンで大きく成長した。オフにはシアトルのドライブラインで球速アップに取り組んでいる。本人はMLB移籍を希望しているが、西武はまだ許可していない」と紹介。平良については「昨年11月に24歳となった平良は、年齢的にも近いうちにポスティング公示される可能性が高い。昨季は先発転向1年目のシーズンとなり、速球の平均球速は落ちたものの、イニング数は大幅に増加。ほとんどのMLB球団はそのトレードオフを喜んで受け入れるだろう」とした。