コスモス薬品、九州・沖縄の小売業として過去最高の売上高…店舗網拡大で前年度比9・5%増8276億円
東京商工リサーチ福岡支社は、九州・沖縄の小売業を対象とした2023年度の売上高ランキングをまとめた。積極的な出店で店舗網を拡大するコスモス薬品(福岡市)が前年度比9・5%増の8276億円と伸ばし、九州・沖縄の小売業として過去最高の売上高となった。 【写真】コスモス薬品のロゴ
同支社が自社のデータベースを基に、23年4月~24年3月に迎えた決算期で売上高(単独)が50億円を超えた144社を集計した。2位は24時間営業が強みのトライアルストアーズ(福岡市)で、35・2%増の6155億円だった。3位はイオン九州(福岡市)で、5・0%増の5089億円だった。上位10社では、ドラッグストアとディスカウントストアが半数を占めた。
同支社の担当者は「ドラッグストアとディスカウントストアは食料品の品ぞろえを強化しており、日用品や医薬品なども買える利便性の高さが支持されている。地方スーパーにとっては、競争環境がさらに厳しさを増すだろう」と話している。