新・トビタテ!留学JAPAN、第9期高校生…404校716人採用
文部科学省は2024年5月28日、2024年度トビタテ!留学JAPAN「新・日本代表プログラム」の高校生等対象(第9期)選考結果を公表した。採用者数は404校716人。円安などによる留学費用負担増に対応し、留学準備金を増額して支給する。壮行会および事前研修は、6月8日・9日に東京、6月15日に大阪で実施する。 【画像】第9期派遣留学生選考結果:コース別
文部科学省が官民協働で取り組む留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」は、コロナ禍で落ち込んだ留学数を2027年度までに少なくともコロナ前の水準に回復することを目指し、2023~2027年度にかけて「トビタテ!留学JAPAN」第2ステージを開始。2024年度は「新・日本代表プログラム」として高校生など700名、大学生など250名を募集した。
今回、高校生等対象(第9期)の選考結果を公表。2024年度トビタテ!留学JAPAN「新・日本代表プログラム」の高校生等対象(第9期)の応募者は、第一日程(1~3年生対象)が1,566人、第二日程(1年生のみ対象)が389人、計1,955人。そのうち、第一日程588人、第二日程128人、計716人が採用された。学校数でみると、応募者の在籍校数は786校、採用者の在籍校数は全国404校となった。なお、第一日程と第二日程の重複は1校としてカウントしている。
拠点形成支援事業は、滋賀県は39人が応募、うち38人が採用、静岡県は85人が応募、うち51人が採用、石川県は41人が応募、全員が採用となった。
コース別の採用者数は、「マイ探究コース」が370人、うち第二日程(1年生のみ対象)は69人。「社会探究コース」が202人、うち第二日程は30人。「スポーツ・芸術探究コース」が144人、うち第二日程は29人。
採用生徒の留学先は、アジア120人、大洋州128人、北米212人、中南米8人、欧州217人、中近東2人、アフリカ29人。留学先は世界56か国・地域にのぼる。また、留学期間は、125~365日間の「ロング」が21人、14~124日間の「ロング以外」が695人となった。