和歌山南陵高校が生徒募集再開へ 2年前に給料未払いで教職員が授業ボイコット 経営状態改善し「ほとんどの問題を解決」
給料の未払いなどで教職員が授業をボイコットする問題があった和歌山南陵高校は、経営状態が改善され生徒募集停止の措置命令が解除されたことを受け、来年度から生徒を募集すると発表しました。 (南陵高校・甲斐三樹彦理事長)「教職員も子供たちも頑張ってくれた結果、今回の措置命令解除の結果になったと思う」 和歌山県日高川町にある私立・和歌山南陵高校では、2022年に給料未払いなどから教職員が授業をボイコットする問題があり、経営改善を求める措置命令が出され、生徒の募集が止まっていました。 和歌山南陵高校を運営する静岡県菊川市の学校法人南陵学園について、措置命令を出していた静岡県は11月29日、滞納金や借入金の精算、運営に必要な財産の確保、経営改善計画書の作成などを確認したとして、措置命令を解除しています。 高校は3日、会見を開き、業者らへの約2億7000万円の未払いなど、ほとんどの問題を解決したとし、来年度から普通科で生徒120人を募集するとしています。 在校生は現在3年生の18人のみで、高校は「1年生からレギュラーになれる。進路を迷っていたり、スポーツを真剣にやりたい子どもがより多く集まってくれれば」としています。
ABCテレビ