際どい判定に不満、ラケット投げ苛立ちあらわコキナキス 初戦敗退<男子テニス>
フェイズ・サロフィム&Co.米男子クレーコート選手権
男子テニスのフェイズ・サロフィム&Co.米男子クレーコート選手権(アメリカ/ヒューストン、クレー、ATP250)は2日にシングルス1回戦が行われ、世界ランク104位のT・コキナキス(オーストラリア)は同98位のA・コバチェビッチ(アメリカ)に6-7 (3-7), 7-6 (7-2), 4-6の3時間15分に及ぶ激闘の末に敗れ初戦敗退となった。この試合のファイナルセット第6ゲームでは、際どい判定が続きコキナキスが苛立ちをあらわにした。 【動画】苛立つコキナキス!際どい判定が続いた実際のシーン 27歳のコキナキスは今季、2月のミフェル・テニス・オープン by テルセル・オッポ(メキシコ/ロスカボス、ハード、ATP250)で8強入りしたものの、その他のツアー大会では早期敗退が続いている。 今大会の1回戦、両者ともに第2セットまで相手にブレークを与えない質の高いプレーを披露。1度ずつタイブレークを奪い合いファイナルセットに突入した。 迎えたファイナルセットでは第1ゲームでコキナキスがこの試合初のブレークに成功しリードを奪う。しかし、コキナキスのサービスゲームとなった第6ゲームでデュースとなると、2ポイント連続でコバチェビッチの際どいショットがイン判定となった。 今大会は自動線審(エレクトリック・ライン・コール)が導入されていないため、主審がボールマークを確認するも判定は覆らず、2ポイントともコバチェビッチのポイントとなりコキナキスはブレークバックを許した。これにコキナキスは苛立ちをあらわにし、ラケットを大きく放り投げ不満を示した。 コキナキスはその後、第10ゲームでこのセット2度目のブレークを奪われ、3時間15分に及ぶ激闘の末に敗れた。 勝利したコバチェビッチは2回戦で第6シードのJ・トンプソン(オーストラリア)と対戦する。トンプソンは予選勝者で同298位のウー・イービン(中国)を下しての勝ち上がり。
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