松村北斗がすっかり“パパ”の顔に 溺愛されている娘役倉田瑛茉とは「人間関係が築けてる」
7月9日より放送がスタートするTBS火曜ドラマ『西園寺さんは家事をしない』の第1話特別試写会&制作発表会見が都内で開催され、松本若菜、松村北斗(SixTONES)、津田健次郎、野呂佳代、横田真悠、倉田瑛茉(子役)、藤井隆、濱田マリ、塚本高史が登壇した。 【写真】原作者のひうらが描いた似顔絵を左手に 嬉しそうに話す松村北斗 ひうらさとるによる同名コミックをドラマ化した本作。バリバリ働き、同僚からも信頼が厚い38歳の主人公・西園寺一妃(松本若菜)には、唯一苦手なものがあった。それは家事。マイホームを買って、家事のしない生活をしてきた彼女だが、あることをきっかけに年下のイケメンエンジニア・楠見俊直(松村北斗)と、彼の4歳の娘・ルカ(倉田瑛茉)と暮らすことになって……。 今回のMCは、藤井と野呂コンビが担当。「TBSアナウンサーの藤井隆です!」「野呂佳代です!」と挨拶して笑いを誘った。 主人公の“西園寺さん”を演じる松本は、現場の雰囲気について「とにかく明るい。そして(倉田を筆頭に)かわいいが大渋滞していますね」と笑顔に。「西園寺さんって、実は(場面ごとに)ちょっとずつキャラクターが違っていて。でも人間っていろんな場面での顔があると思うから、そういうところを演じられたらなと思っています」と胸にある思いを語った。 一方、西園寺さんの親友・宮島陽毬を演じる野呂は「(松本と)共演したかった」と告白。撮影を共にするなか、松本の意外な一面を見たようで「若菜ちゃんってしっかりしているように見えるじゃないですか。でも『この人も人間なんだ!』と思う場面があって。朝早い撮影だったんですけど、監督からの説明を一緒に聞いていたときに、多分その日は限界だったと思うんです。こうやって……」と当時の松本の表情を再現し、笑いを起こした。 4歳になる子役の倉田と仲睦まじい様子を見せたのは松村。質問されても恥ずかしがる彼女に耳打ちをしたり、抱っこをせがまれて、松村のひざに彼女が座ったりするなど、信頼関係がうかがえるやりとりが何度もあった。最初から二人の世界に入り込んでいたため「イチャイチャしているね」とツッコまれる場面も! そんな松村は「(倉田がいる)現場はこんな感じです!」と笑わせつつ「撮影中はもちろんパパと娘の関係ですけど、カットがかかった後も『パパ抱っこ!』とか、今も『パパと一緒に座りたい』と言ってくれて。撮影だろうがなんだろうが関係なく、本当の人間関係が築けて撮影を進められているのがすごく楽しいですね」と話した。 また、倉田が松村の膝の上でご機嫌にしていると「腹話術ですか!?」とツッコミを入れたり、倉田のなかで「指鉄砲で『バーン!』と撃つのが流行っている」と聞き、自ら「撃たれ役」を買って出たりとステージを盛り上げる藤井。彼女に撃たれた際には、オーバーに倒れこみ、倉田を笑わせていた。 藤井は撮影中も大活躍しているという。西園寺さんの後輩・武田英美里役を担う横田が「(社長・天野竜二役の)藤井さんが毎回すごく笑わせてくれるので、笑いを我慢するのに必死です!」と言えば、同じく西園寺さんの同僚・佐藤千沙子を演じる濱田も「藤井隆がもうほんまに笑かすんですよ。自分はスッと去って、向こうからニヤニヤしながら我々の反応を見ている」と明かした。 横井和人を演じる津田は、自身の役どころについて紹介。「歌って踊る料理系YouTuberと情報量がすごく多い役です」と述べて笑わせた。続けて「踊りが簡単に見えて難しいという、一番最悪の戦いを繰り広げていて、めちゃめちゃ大変だったんですけど(笑)、でも結果的に楽しい練習をしていただいて。歌も不思議な歌詞で、面白い役をいただいたなと思っています」と語った。 西園寺さんの幼なじみ・小西洋介役の塚本は「俺が出ていると、『メインに絡んでくるんじゃないか』と思われがちですけど、まったくなにもない!」とピシャリ。しかし、彼が与える言葉で、西園寺さんの心が動くことから「めちゃくちゃキーパーソンですね」と胸を張った。 イベント後半では、原作者のひうらが登壇する一幕もあった。「期待はしていたんですけど、期待以上に面白いドラマだと思いました」としつつ「皆さん、とにかく見た目がそっくりですよね。脚本もすごく丁寧に書いてくださっていますし、大満足です」とコメントした。そんな先生からは、出演者一人ひとりの似顔絵が描かれたミニ色紙がサプライズプレゼントされた。 「やったー!」、「嬉しい!」と似顔絵を見て目を輝かせるキャスト。津田が「盛って描いてくださった!」と言えば、松本も「宝物です!」と大喜び。一方、松村は「瑛茉ちゃんが一目見て『北斗!』と言っていたので、本当に似ているんだと思います」と述べた。そんな話をしていると、倉田が再び色紙を見て「パパ!」と指をさし、会場を和ませた。 最後にメッセージを求められた松本は「テーマでもある『偽家族ってなんだろう』というところ。そして『みんなが思う幸せってなんだろう』、『子育てってなんだろう』、『家事ってなんだろう』という悩みがあって……。そうしたことを大変だと思っている方たちが(作品を)見て、少しでも肩の荷が降りるような、そんなドラマになればいいなと思っています。スタッフ・キャスト一丸となって、最終話まで頑張って撮影してまいりますので、皆様のお力をお借りしたいです」とお願いしていた。
浜瀬将樹