不妊治療支援で初の条例化、兵庫 先進医療費を補助
兵庫県は24日、不妊治療に関する企業の取り組みや理解を促進し当事者を支援する条例を制定すると発表した。不妊治療支援に特化した条例は全国初といい、2025年4月の施行を目指す。 県によると、支援策として24年度当初予算案に2億円を計上。県内の医療機関で保険適用外の先進医療を受けた43歳未満の県民を対象に、1回3万円を回数制限なく補助する。 先進医療は平均5万円ほどかかるとされ、休暇取得などのハードルがあり仕事との両立が難しく治療を断念する人も多い。 自身も不妊治療の経験があるという斎藤元彦知事は「条例化で県が応援するというメッセージを伝えたい」と話した。