正月に向けてかまぼこ製造が最盛期 小田原かまぼこ
tvkニュース(テレビ神奈川)
新しい年に向けて、小田原市内のかまぼこ製造工場では手づくりの板かまぼこの製造が最盛期を迎えています。 小田原市にあるかまぼこの老舗・鈴廣では、職人手づくりの板かまぼこを年間5万本製造していて、美味しく作られる秋から冬にかけて活気が高まってきます。 おせちに欠かせない縁起物、かまぼこ。 かまぼこの断面は、新しい門出にふさわしい「日の出」の様子に似ていることから「めでたさ」の象徴とされています。 すり身はシログチなどを原料にしていて、1本あたりおよそ7匹使われます。 板付きのかまぼこは小田原かまぼこの特色です。 「引き起こし」、「中掛け」、「上掛け」の3つの工程で成形され、板への重ね具合で食感にも味にも影響が出るため、丁寧に空気を抜きながらつけられます。 温度に敏感で時間が経つと状態が変わってしまうかまぼこ。 国家資格をもつ職人が一本一本丁寧かつスピード感をもって手作りしています。 鈴廣かまぼこ伝統製造課 熊英治さん 「本当はお正月の特別な食べ物だけという形ではなくて、一年間を通して常に食卓に並ぶような形で食べてもらいたいが、お正月の縁起の良い食べ物として食べてもらえればうれしい」
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