高校生が死亡…私立高グラウンドで車が横転 生徒4人が乗って事故 県立校もどうする…71校が車でグラウンド整備、計113台を使用 66台はナンバーがなかった
埼玉県教育委員会は16日、これまで指定していなかった県立学校が所有しているグラウンド整備に使用される乗用車・トラックの点検方法について、県公用車の安全管理に準じた方法で検討していることを、文教委員会で明らかにした。森伊久磨委員(自民)の質問に答えた。 高2がいた車のタイヤ痕の写真 横転したのり面に向かいカーブし突っ込んでいる 地面に数字が【写真3枚】
森委員は、埼玉栄高校のグラウンドで同校の男子生徒4人が乗った軽乗用車が横転し、1人が死亡した事故を受け、県立校が所有する乗用車とその鍵の管理責任者の決定と、車両自体の管理方法について「徹底すべき」と指摘した。 県教委は、先月19日に県立校を対象に実施した自動車やその鍵の管理状況についての緊急点検で、71校で計113台の乗用車・トラックがグラウンド整備に使用されており、そのうち66台はナンバープレートがなかったことを公表。その上で、県公用車を管理する日常点検表や運行管理簿に準じて点検表などを定めての管理を検討しているとした。