鹿児島県知事選挙 3つどもえの争い 7月7日投開票
鹿児島県知事選挙は、今月7日が投票日です。 立候補しているのは、届け出順に、新人で元自民党県議の米丸麻希子さん(49)、新人で元看護師の樋之口里花さん(52)、現職で2期目を目指す塩田康一さん(58)の3人で、いずれも無所属です。 【米丸麻希子候補】 米丸麻希子さんは姶良市出身。2019年の県議選で初当選。2期目途中で辞職し、今回の知事選に出馬しました。ドルフィンポート跡地での新しい総合体育館建設反対などを訴えています。 米丸さんは先月29日、天文館で総決起集会を開き、およそ300人に「県政の転換」を呼びかけました。 鹿児島初の女性県知事を目指し、気持ちを新たにしています。 (米丸麻希子候補)「応援者が日に日に、増えていっているような感じは強く受けている。選挙ってみなさんの意思、未来・ワクワクする未来をつくるための一票だということで、みんなにこの選挙戦を楽しんでほしい。鹿児島県初の女性知事として、何とか勝ち抜いていきたい」 【樋之口里花候補】 樋之口里花さんは霧島市出身。野党共闘をめざす市民団体「ALLかごしまの会」の共同代表を務めています。 川内原発の運転延長や馬毛島の自衛隊基地整備に反対の立場です。 樋之口さんは先月30日、告示日に第一声をあげた鹿児島中央駅前で演説し、およそ100人に支援を求めました。 支持者の励ましの声が活力になっているといいます。 (樋之口里花候補)「ありがたいことに街頭から手を振っていただいたり、激励に駆けつけてくださったり、思ったより多くの人に応援いただいていると実感している。命と暮らしが大事にされる県政を今度こそ作ろうと、県民の声が届く県政をつくろうということを強く訴えていきたい」 【塩田康一候補】 塩田康一さんは、鹿児島市出身。経済産業省出身の元官僚で、九州経済産業局長を退官して出馬した2020年の知事選で初当選。物価高騰対策や農林水産業などでの「稼ぐ力」の向上などを訴えています。 塩田さんは先月30日、鹿児島市で総決起大会を開き、推薦を受ける自民党などの幹部のほか、支持者らおよそ1400人が集まりました。4年前より支援が広がり、反応も良いと感じていると言います。 (塩田康一候補)「選挙カーに乗って回っていると、住民や対向車が手を振ってくれる。前回の選挙と同じか、それ以上に感じる。人口減少社会の中で、地域の活力を維持・発展されるための稼ぐ力、子育て支援。そういったことをみなさんに伝えていきたい」 現職の塩田さんに、新人の米丸さんと樋之口さんが挑む三つどもえの争いとなった知事選。投票日は今月7日です。
MBC南日本放送