大阪・松井知事が定例会見(全文1)夢洲が脆弱だと表立ったわけではない
万博やカジノを誘致する場所として、夢洲というのが今も最適だと思うか
インディペンデント・ウェブ・ジャーナル:分かりました。もう1点、夢洲、万博に関連して夢洲のことに関してお尋ねしたいんですけれども、6月の北部地震の1週間後の記者会見で弊社が質問しましたところ、夢洲は、南海トラフがあったときのリスクということに関してお尋ねしたんですけれども、非常に強固なエリアであるというふうにお答えになりました。今回9月4日に暴風が吹き荒れて、5日の夢洲の様子を港湾で働いておられる方が撮っておられたんですけれども、コンテナがこういうふうに、ちょっと見えにくい。コンテナが倒れて道にこうなっていたりとか。 松井:分かるから。それ、要は夢洲の地盤が悪かったわけじゃないじゃないです。 インディペンデント・ウェブ・ジャーナル:地盤じゃなくて、地盤は関係ないです。で、コンテナがこういうふうに崩れて、港のほうにもたくさん吹き飛ばされて、それが浮かんだり沈んだりとかして、1日半ほど船が入れなかったという、港が使えなくなったという状況があったんですね。ですから万博、あるいはカジノを誘致する場所として、夢洲というのが今も最適、【結局 00:15:00】いいというふうにお考えでしょうか。今回の【ジ**00:15:04】。 松井:夢洲の地盤について、今回の台風でなんらか、夢洲という島が脆弱だということが表立ったわけではありませんから。大阪のベイエリアのそういう空き地、空地については最大限活用して大阪の活性化、副都心としてのにぎわいづくり、これにつなげていきたい。こう思っています。 インディペンデント・ウェブ・ジャーナル:港が使えなくなるというリスクに関してはどういうふうにお考えですかね。 松井:それは台風に対しての備えとしてこれから、要は最大58メーターという、そういう風が吹いたわけですよね。秒速58メーター。だからそういう、台風が来たときには、今回を教訓として、例えばコンテナヤードは何日前から違う場所に移すとか、いろんなリスクヘッジはできると、こう思っています。 インディペンデント・ウェブ・ジャーナル:分かりました。もう1点だけお願いします。今日、こちらに、京都方面から向かってくるときに高槻、茨木の辺りをJRで見てましたら、非常にブルーシートで、屋根を直している家がたくさんあったんですね。これはおそらく、この間6月の北部地震の二次災害じゃないかなと僕は思ったんですが、まったく確認はしておりません。府のほうではこういった高槻方面の二次災害に関して確認といいますか、情報収集などはしておられるのでしょうか。 松井:被災者の皆さんの現状については、絶えず情報収集をしております。われわれとしては無利子融資制度、みなし仮設制度、これをきちんと制度化をして、被災者の皆さんに提供する体制はできていますが、要は、まだブルーシートが取れないというのはもう工務店、屋根を直すそういう職人さん。これが今、どうしても足りないいうことで、今、まだブルーシートの状態をやむなくされているということです。これは行政がいきなり大工さんや、それから瓦ぶき屋さんを増やせるわけじゃないんでね。われわれはその人たちに、大工さんや瓦ぶき屋さんに、要は修理を頼める。そういう制度は作り上げていますから。どうしてもこれは物理的な部分に、無理な部分については順番をお待ちいただくしかないんではないかなと、こう思います。 司会:それでは次のご質問をお願いいたします。