中央大・藤原監督「去年の悔しさをぶつける走りだった」奮闘の学生をたたえる 往路2位に笑顔
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(2025年1月2日往路、3日復路) 第101回箱根駅伝の往路が2日に行われ、中央大が往路2位フィニッシュ。4区までは先頭に立つレースをみせ、指揮官も「100点満点」と笑顔を見せました。 【画像】兄からのインタビューに「敬語の方がいいのかな」 照れ笑いをみせる吉井駿恭選手 1区で吉居駿恭選手(3年)が区間歴代4位、1時間01分07秒の好タイムで区間賞。2位とは1分32秒の好スタートを切ります。 2区の溜池一太選手(3年)は1時間06分39秒の力走。後続では、東京国際大のエティーリ選手(2年)が1時間05分31秒の区間新記録を出すなど、3人が区間記録上回るハイレベルなレースとなる中、溜池選手は一人旅でしっかりトップを守りました。 3区の本間颯選手(2年)は、1時間00分16秒の快走。区間賞の走りで2位との差を40秒から1分34秒に広げます。しかし4区では白川陽大選手(3年)が青山学院大学の太田蒼生選手(4年)に約1分半の差をつめられ、45秒差へ。 5区の園木大斗選手(4年)は、初の箱根路。序盤から積極的なレースをみせますが、10キロ手前で青山学院大の若林宏樹選手(4年)に抜かれ、2位でフィニッシュしました。 前回大会は優勝候補にもあがりましたが、体調不良者が続出し、無念の総合13位。去年10月の予選会を勝ち上がり、リベンジの舞台となる本選への切符をつかみました。 藤原正和監督は、「思っていたプランの上限よりも上に行った。学生たちが本当によくやってくれた。去年の悔しさをぶつける走りだった」と笑顔。「園木も順位を1つ落としましたけれど、粘りの走りを見せてくれた。今日は100点満点です」と語りました。
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