中国地方の人口減少率、5県すべてで拡大 総務省推計
総務省が公表した2023年10月1日時点の人口推計によると、外国人を含む総人口は約1億2435万2000人で、前年同月に比べ約59万5000人の減少となった。マイナスは13年連続。日本人は約83万7000人減の約1億2119万3000人だった。中国地方では、広島県の総人口が47都道府県中12位の約273万8000人。中国地方で2番目に人口が多い岡山県は、全国20位の約184万7000人だった。5県すべてで減少率が拡大している。 【一覧表とグラフ】総務省人口推計・都道府県増減率や要因、年代別構成比 47都道府県のうち増加は東京都のみ。38道府県で減少率が拡大した。1%以上減少したのは2022年より1県増えて15県となった。減少率最大は秋田県の1.75%だった。 中国地方5県も減少率が拡大した。減少率最大は島根県で1.27%減(2022年1.05%減)となった。続いて山口県が1.21%減(同1.06%減)、鳥取県1.14%減(同0.91%減)、岡山県0.84%減(同0.74%減)、広島県0.78%減(同0.72%減)だった。 増減の要因別では22都道府県が自然減少・社会増加となった(うち東京都だけが人口増加、残り21道府県は人口減少)。中国地方5県を含む25県は自然減少・社会減少となった。自然増加はなかった。
中国新聞社