イチローがメジャーの外国出身者オールスターの外野部門に選出?!
メジャーリーグ公式ホームページとリンクしている総合スポーツWEBメディアの「スポーツオンアース」が、歴代の外国出身メジャーリーガーで作るオールスターチームを発表。外野手部門の一人にマーリンズのイチロー(43)が選ばれた。 各国のメジャーリーガーが母国でチームを結成して世界一を争うWBCの開幕が3月6日に近づいてきたことから「スポーツオンアース」のクリフ・コーコラン記者が、米国以外の国で生まれた選手のなかから、引退選手、現役を合わせてオールスターチームを選んだものだ。 外野手部門の一人にイチローを選んだ理由を同記者は、次のように説明している。 「イチロー・スズキには、なぜ彼を選んだのかの議論も必要ないだろう。彼は、明らかな差をつけて最もすばらしい日本出身のメジャーリーガーであり、27歳までメジャーリーグに来なかったにもかかわらず、第1回目の投票で簡単に野球殿堂入りを果たすだろう」。 イチロー選出の理由を書いた文章のなかにはリンクも貼り付けられている。コーコラン記者が、昨年6月15日のスポーツイラストレイテッド誌電子版に書いた記事だ。 イチローが日米通算安打でピート・ローズのメジャーリーグを上回った時に「ピート・ローズの記録にかかわらず、イチローは最も偉大だ」という見出しで掲載されたもの。同記者のイチローへの高評価や思い入れが感じられる内容だった。 同WEBで選ばれた、その他のオールスター選手は以下の通りだ。 《一塁》アルバート・プホルス(エンゼルス・ドミニカ共和国)。 「プホルスは外国出身選手の間で最も優れた一塁手というだけでなく、メジャーリーグ史上で最も優れた一塁手のうちの1人。もう一人はルー・ゲーリッグ」としている。 《二塁》 ロビンソン・カノ(マリナーズ・ドミニカ共和国) 「3000本安打を達成しそうなペースでヒットを量産中。殿堂入りもできそうだ」と分析。 《遊撃》 ルイス・アパリシオ (ベネズエラ) すでに殿堂入りを果たしているアパリシオについて「ゴールドグラブ9回、通算506盗塁、成功率79%」と紹介した。アパリシオは1956年にオリオールズでワールドシリーズで優勝している。 《三塁》 エイドリアン・ベルトレ(レンジャーズ・ドミニカ共和国) 「ドミニカ共和国からメジャーリーガーとなった選手は669人いるが、ベルトレと同等のキャリアはプホルスだけだ。3000本安打まで58本、500本塁打まであと55本」と、プホルスとともにドミニカ共和国の現役スーパースターであることを強調。 《捕手》 イバン・ロドリゲス(プエルトリコ) 「ゴールドグラブ13回、オールスターはヨギ・ベラと並ぶ14回出場」とし、メジャー史上ベスト5の捕手の1人と分析している。