イチローがメジャーの外国出身者オールスターの外野部門に選出?!
外野手、指名打者、投手では
《外野》 ロベルト・クレメンテ(プエルトリコ) 「ラテンアメリカ出身の最初のスーパースター」と表現。 《外野》 アンドリュー・ジョーンズ(オランダ領・キュラソー島)。楽天でもプレーしたジョーンズについて、スポーツオンアースは、「メジャーで最も優れた守備力のある中堅手と評価する意見もある。ブレーブス時代に19歳で1996年のワールドシリーズで活躍」と、ポストシーズン史上最年少本塁打などを振り返った。 《指名打者》 デビッド・オルティス(ドミニカ共和国) 昨シーズン限りレッドソックスで引退したオルティスについて、記事は「指名打者としての最多打席、得点、安打、二塁打、本塁打、打点、四球などの記録を持つ」と紹介。 《先発右腕》 ペドロ・マルティネス(ドミニカ共和国) 「どのような投手よりも素晴らしいピーク時があったと考えられている」と他を圧倒した時期のすごさを強調。彼は2006年にアメリカの市民権を獲得している。 《先発左腕》 ヨハン・サンタナ(ベネズエラ) 「2004年から2010年までに素晴らしいピークがあった。サイヤング賞2度獲得」 《クローザー》 マリアーノ・リベラ(パナマ) 「メジャーリーグ史上最も素晴らしい抑え投手であることに疑いはない」とした。彼もまた2015年にアメリカの市民権を獲得。 この記事のコメント欄には、プエルトリコ出身の二塁手ロベルト・アロマーや、2012年の三冠王、ミゲル・カブレラ(タイガース・ベネズエラ)を忘れているとの意見も書き込まれているが、外野手のイチロー、クローザーのリベラなどに異論を述べる声はない。アメリカ出身者以外で組まれたメジャーのオールスターチームの9つのポジション中、4つがドミニカ共和国で、イチロー以外はすべて中南米。しかも、現役は3人。世界の中でアジアの日本出身のイチローがいかに偉大な軌跡を歩んでいるのかがよくわかる。