[シティポップ]鈴鹿央士が偶然出合い、ハマった当山ひとみさんのレコード。急遽ふたりの対談が実現! 和やかなフリートークに注目
鈴鹿:購入して聴いてみたら、しみじみいいなと思いました。 当山:若い方にそう言ってもらえるのはすごくうれしいなぁ。 鈴鹿:ちなみに収録曲の中で、特に好きな曲は、「BEHIND YOU」です。 当山:さすが! センスが素晴らしい! あの曲は私のイチ押しでもあって、ソウルっぽさがいいんですよね。 鈴鹿:レコード屋さんから帰ってきたのが20時半頃で、その時間に聴いたらすごく沁みて。この曲に包まれるような感覚に陥りました。 鈴鹿:「SEXY ROBOT」のレコーディングは、どんな感じだったんですか? 当山:ドタバタでした(笑)。作詞家の先生からなかなか歌詞が上がってこなくて(笑)。1番のレコーディングが終わった頃に、2番の歌詞があがってきて……といったように、レコーディングと歌詞の出来上がるタイミングが同じということもありました。コーラスは、昔六本木にあったバーで歌っている黒人の方にお願いしていたのですが、そのことも鮮明に記憶に残っていますね。その方たちは、19時~朝4時まではバーで働いているのに、13時~18時のレコーディングに参加してくれて。いつも「喉が強いな。すごいな」と感動していました。 鈴鹿:鉄人ですね! 当山:もうひとつ、レコーディングといえば、当時はアナログの時代で、今のように機械でボーカルを補正することが簡単にできない時代だったんですね。だから、毎回自分が納得できるまで、その時点の自分のパーフェクトを目指してレコーディングに挑んでいた。今の時代まで曲が残って聴いていただけるのは、そういうところにあるのかなともふと思います。
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