栃木県中央公園で今年も「菊花展」 大輪の花250点展示
「菊花展」が11月1日から、栃木県中央公園(宇都宮市睦町)緑の相談所前特設会場と展示ホールで開催される。(宇都宮経済新聞) 【写真】大作り(千輪) 公募で集まった栃木県在住の菊愛好家8人が約250点の菊花を出品し、仕立てなどにより大作り、一般、盆養、切り花、盆栽に分けて展示している。今年は天候不順により開花が遅れているというが、それでも3輪、5輪の大輪の花が並んだ盆養などの鉢が見事に花を咲かせている。 作り手がほとんどいない大作りは出品がない展示会もあるが、同展では今年も高さ約160センチもある見事な鉢がいくつも屋外に展示されている。中でも1本の脇枝を増やして同時に半球形に多くの花を咲かせる仕立て方「千輪」の出品者は菊花展の始まる1週間前から会場に来て、一つ一つ丁寧に花を支える輪台を菊の花に取り付けていた。 今年は初の試みとして、9日には菊花展会場内で抹茶とコーヒーと和菓子の提供を予定しており、菊花と合わせ楽しむことができるようにする。 同園緑の相談員の平賀爽也夏さんは「これだけ見事な菊がそろうことはなかなかない。ぜひ皆さんにも豪華な菊花を味わってほしい」と話す。 開催時間は9時~16時。入場無料。今月15日まで。
みんなの経済新聞ネットワーク