【ハイライト動画あり】東京サントリーサンゴリアス、62-0でリコーブラックラムズ東京に圧勝
「一昨季も、昨季も相手のブレイクダウンに後手に回っていた。今日はブレイクダウンで速いサイクルができ、ボールが動く、いいアタックができたし、ターンオーバーの数も少なかった。ここ最近のリコーに対する試合では、成長した部分だと思う」と満足げに話した。
ハットトリックを達成したHO堀越主将は「相手のメンバーにはリザーブの6人にFWがいて、そこで勝負してくるとわかっていた。最初の20分でそこに勝てたのが今日の勝因。モールトライはうれしいがHOのトライはチームのトライ。(POMだと思ったか?)全然、思わないです!(トライ王は)狙っていない。僕には必要ない」と笑顔を見せた。
4連敗となり、10位からなかなか順位を上げることができていないブラックラムズのヒューワットHCは、「タフな日になった。スタートが悪く、意志もあまり感じられず、ここまで長らくよくできていた部分も、ちょっと上手く見せられなかった。中6日も影響あったかも」と肩を落とした。
キャプテンのHO武井は「自分たちのDNA、泥臭さ、フィジカリティーをまったく見せず、相手にやりたいことやらせてしまった。入りの部分から受けてしまった。そこが原因だと思うし、試合を通して最後まで改善できなかった」。
「後半、最初は攻めていたがミスで終わっていた。正確さ、1人1人の役割の精度が課題。やるべきことを100%実行していかないとミスになってしまう。1人1人の精度のところを上げていきたい」と前を向いた。
サンゴリアスは次節もホストゲームとなり、3月9日(土)、東京・秩父宮ラグビー場で、11位の花園近鉄ライナーズを迎える。一方のブラックラムズは、10日(日)、三重・三重交通グラウンドスポーツの杜鈴鹿サッカー・ラグビー場で、最下位の三重ホンダヒートと対戦する。
文/写真:斉藤健仁
斉藤 健仁