北海道産サツマイモ カナダへ初輸出 共和町の農業法人 需要開拓狙う
【苫小牧、共和】後志管内共和町の農業生産法人「ノルデックス」が、サツマイモのカナダへの輸出を試験的に始めた。自社の畑で収穫した7トンを苫小牧市内の施設でコンテナに積み込み、苫小牧港から出荷。来月にも現地のスーパーで焼き芋にして販売する。道内からのサツマイモ輸出はまだ少なく、アジア向けが中心で、ホクレンによると北米へは初めてとみられる。 【動画】糠平湖の水位上昇で、冬を前に沈むタウシュベツ川橋梁 サツマイモは無農薬で栽培した紅はるかとシルクスイートの2種類。10月30日に経由地の韓国・釜山港に向けて出港し、カナダ・バンクーバー港に今月中に到着する予定。ノルデックスの内山和哉代表は「日本産の甘みが強いサツマイモはアジアを中心に人気。アジア系の移民が多いカナダでも需要が見込める」と話す。