早大恩師が指令「有原よ、祐ちゃんと早大コンビでローテーションに入れ!」
早大での成績は60試合、264イニングを投げて18勝12敗、防御率2.73。3年秋から4年春に限ってみると、防御率は1.06で、102イニング3分の1を投げて88の三振を奪っている。 そのポテンシャルは、4球団が競合するにふさわしい投手だが、肘の不安から今秋は、まだ1試合にしか先発ができておらず自慢のスピードもまだ戻っていない。そこがプロへ進んでから不安な部分ではあるが、岡村監督は「肘に大きな心配はない。調整ができていない中で投げているから十分な活躍ができていないだけ」と不安説を一蹴した。 さらに岡村監督は、「(日ハムには斉藤佑樹がいて)縁がある。お互いに切磋琢磨して2人で日ハムのローテーションに入れるように頑張って欲しい」と早大OBコンビに熱烈エール。 2人は学年がちょうど入れ替わりで重なっていないが、大物新人として入団してくる有原の存在が、壁にぶち当たっている佑ちゃんの刺激になることは間違いない。 有原も「斉藤さんは、優勝決定戦を勝ち抜き、主将としてチームをまとめた凄い人。挨拶をちゃんとしてアドバイスをもらいたい」という。4球団競合の末の入団には、大きな期待がプレッシャーとしてのりかかるが、苦労を味わってきた先輩の存在は、有原にとってプラスに働くだろう。 恩師の願うような、佑ちゃん、有原の早大ローテーションが実現すれば、栗山監督のV奪回計画も、一歩先に進むに違いない。