福岡の女性遺体、米海軍が捜査 日米地位協定、県警の捜査に制限
福岡市中央区のホテルで28日、女性の遺体が見つかった事件で、米海軍は29日、佐世保基地(長崎県)の関係者が事件に関与しているとして、米海軍犯罪捜査局が調べていると明らかにした。米軍に特権的な地位を認める日米地位協定が根拠で、福岡県警の捜査は制限されている。 県警によると、女性は米国籍で、米軍人の男性の妻。25日午後7時ごろ、女性と男性がホテルを訪れ、27日朝に男性が1人で立ち去る様子が防犯カメラに写っていた。 日本の捜査関係者によると、現場検証などの初動捜査は県警が行ったが、その後地位協定に基づき、捜査権限が米側に移った。県警は、遺体の検視や男性への聴取をできていない。