“笑顔の決勝”17歳・成田実生 初めての五輪を振り返り「4年後ロス五輪でメダル獲得」
◇パリオリンピック2024 競泳 女子400m個人メドレー 決勝 (大会5日目=日本時間30日、ラデファンス・アリーナ) 【画像】初めてのオリンピックで決勝に挑んだ成田実生選手 今大会が初めてのオリンピックとなった17歳の成田実生選手はメダルをかけた決勝に臨み、4分38秒83のタイムで全体6位で入賞。惜しくもメダル獲得とはなりませんでした。 夢の五輪決勝を「会場の雰囲気とかみんなの応援とかしてもらったり、自然と笑顔になれるような、オリンピックを全身で味わった」と笑顔で登場した成田選手。決勝ではこの種目世界記録保持者のサマー・マッキントッシュ選手(カナダ)と隣のレーンとなります。 レースは序盤から世界記録保持者のマッキントッシュ選手が先行し、成田選手は追いかける形に。成田選手は前半の折り返しを2分16秒28と8位で折り返します。その後、後半平泳ぎと自由形で追い上げると4分38秒83の6位でフィニッシュ。初めての五輪で入賞を果たしました。 試合後、成田選手は「レース中は周りの選手とのいいレースっていうのができなかった」「バッタ、バックが自己ベストの時よりも遅いと思うので、そこが予選も決勝もうまくできなかった部分かなと思います」とメダルに届かなかった要因を語りました。 前日には男子400m個人メドレーに出場した松下知之選手が銀メダルを獲得。その翌日のレースとなった成田選手は「昨日の松下選手のレースを見たりして本当にレースを楽しんでいて、すごい強い気持ちが伝わってきた」「今回私が『その準備をしてきたか』って言われたら『はい』っていうのは言えない」とコメント。「そこがこれから世界大会で戦うには必要だと思うので、そこをしっかり忘れないで練習をしていきたいなと思います」と次への目標を明かしました。 まだ17歳・高校生の成田選手。今後に向けて「4年後もロサンゼルスオリンピックでメダル獲得っていうのを目標にしているので、(パリ五輪は)通過点としてとらえて、4年間でもっとステップアップできるよう頑張りたいと思います」と意気込みました。