スウェーデン新興電池ノースボルト、国内工場新設計画を見直し
[オスロ 19日 ロイター] - スウェーデンの電池メーカー、ノースボルトは19日、同国中部ボルレンゲに新たな工場を建設する計画を見直しているが、まだ決定には至っていないと明らかにした。先に同国ビジネス紙ダジェンス・インダストリが自治体関係者の話として計画中止を報じていた。 ノースボルトは声明で、この建設地の戦略的検討を行っており、自治体を含む複数の関係者と協議を進めていると述べた。 広報担当者は、話し合いは継続中で、決まり次第コメントを発表するとし、同社は現在、国内とドイツ、カナダで顧客と投資家の需要に基づき、大規模な拡張を行っているとした。 同社は2022年、ボルレンゲにある古い製紙工場の買収で合意し、これを新しいギガファクトリーにする計画を示した。年間生産能力は100ギガワット時を上回り、最大1000人の雇用を見込んでいた。 当時、新工場は主要顧客からの500億ドル超の注文に応じる上で重要な役割を果たし、稼働開始は2024年後半と説明していた。