中3の子ども部屋に監視カメラ設置が物議に…何歳まで許される? 経験者「小学6年生まで」、てぃ先生「双方がコミュニケーションを取りたいと思っている間はいいと思う」
レイ法律事務所の高橋知典弁護士(高ははしごだか)は、カメラを設置している保護者に共通することとして「コントロールしたがっていること」をあげる。おとうふさんも、「給料をもらいながら医師になれる防衛医大を目指せ」「トイレットペーパーは◯cmまで」「友達と遊びに行く前に勉強しなさい」と言われたり、テレビ番組を指定されていたという。 高橋氏は「自分の人生の“ニュー・ステージ”に子どもを位置付けたりする。“俺はここでつまづいたから、お前はこうならないように見ておく”“こうやって生きろ”といったところまで指定するわけだ。“そうはなりたくない”と言える子ならいいが、言えない子はずっと我慢して、ある日自由になった時に反動が起きたりする。それが良い方向にいけば良いが、悪い方向にいくと親への暴力で解決したりしてしまう」
そもそも、カメラ設置は法的に問題ないのか。家の中や子ども部屋などに設置しただけでは問題にならないとする一方、虐待や児童ポルノ撮影等が目的の場合を問題視した。 「部屋に設置する時に着替えなどが映ることを想定している、親が虐待をしている可能性があるような事案の場合には当然、法的な責任を問われる。なので、家の中のどこにでも設置していいわけではない。ただ、リビングなどであれば、防犯目的ということで一定程度認められるだろう。そういうところが議論になると思う」 (『ABEMA Prime』より)