共産・田村氏、反転へ決意 参院選、5議席で「前進」
共産党の田村智子委員長は4日、党本部で開催した旗開きであいさつし、夏の参院選を「前進に転じる選挙にする」と決意を表明した。党は昨年の衆院選で議席を減らすなど退潮傾向にあり、参院選では「650万票、得票率10%以上、5議席確保」と反転攻勢に向けた目標を掲げている。 田村氏は、衆院選で自民、公明両党を過半数割れに追い込んだ成果にも触れながら「わが党の政策の魅力を国民に知らせるには至っていない」とし、SNSを活用した発信強化に取り組む考えを示した。 終戦80年に当たる今年は改めて「核兵器廃絶の道を日本が歩むよう訴えていく」と強調。核兵器禁止条約への参加を政府に要求すると述べた。