龍聖が久井大夢へのリベンジ目指し8月大会に緊急参戦。ベルトを返上し1989年の猪木さんを思い出させる第1試合から出直し【KNOCK OUT】
KNOCK OUTが7月11日、都内で「KNOCK OUT 2024 vol.3」(8月4日、東京・後楽園ホール)の出場選手発表会見を開催した。 6月23日に行われたビッグマッチ「KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”」(東京・国立代々木競技場 第二体育館)でプロ初黒星を喫した龍聖(MAJESTIC/Team KNOCK OUT)の緊急参戦が発表された。 龍聖は代々木大会では久井大夢(TEAM TAIMU)と「KNOCK OUT-BLACK スーパーフェザー級王座決定戦」で対戦。1Rに2度のダウンを奪われ、2、3Rと猛反撃を見せたがジャッジ3者とも27-28の0-3で判定負けを喫した。 会見に同席したKNOCK OUTの山口元気代表は「本人から“どうしても8月4日に試合をしたい”と。8月だけじゃなく全興行で試合がしたいくらいの勢いで言われた」と龍聖の強い希望があったことを明かした。 龍聖は「6月23日に負けてしまって、本当に悔しくて悔しくてたまらないので、1日でも1秒でも早く久井にやり返したい。リングの上で負けたので取り返すにはリングしかないと思うので、山口さんにお願いして出場させていただくことになった。とにかく早くやり返したい。絶対にリベンジしようと思っているので、そのための動き」とその理由を語った。
リベンジマッチについては「僕は負けたので“すぐにやらせろ”と言ってすぐにできるわけではない。僕の中では勝ち進んでいって、12月30日にKNOCK OUTがあるので、そこでやり返すということを考えている」と12月30日に神奈川・横浜武道館で行われる今年最後のビッグマッチでの実現を目標に掲げた。 龍聖は-57.5kgでKNOCK OUT-BLACKフェザー級王者だったのだが、6月大会では一つ上の-60.0kgのスーパーフェザー級で久井と対戦。リベンジの際の階級については「もう一つ報告があって。60kgのヒジなしルールで負けたので、やり返すなら同じルールでと決めている。僕は1階級下の57.5kgの王者ですが、このベルトを返上しようと思っている。そして本格的に60kgでまた王者になる。あのベルトを獲ろうと決めた。このベルトは返上します」と現在持つBLACKフェザー級王座の返上を申し出た。 そして「ベルトも全部なくなって“デビュー戦の気持ち”というわけではないが、60kgでのスタートですし、初めてのつもりなので今回やるなら第1試合でやらせてほしいです」と山口氏に要望。かつて長州力に敗れた後に次のシリーズで全戦第1試合に出場した、1989年のアントニオ猪木さんを思い出させる、第1試合からの出直しとなった。
【関連記事】
- 龍聖が久井大夢へのリベンジ目指し8月大会に緊急参戦。ベルトを返上し1989年の猪木さんを思い出させる第1試合から出直し【KNOCK OUT】
- 龍聖に判定勝ちの久井大夢「あそこで倒し切れないのが自分の弱さ」とベストバウト賞を獲得も反省【KNOCK OUT】
- 小笠原瑛作が改めてONE王座獲得に意欲。「彼らが体重を落とせて同じ階級でできるなら勝てる」とロッタン、スーパーレック撃破に自信【KNOCK OUT】
- 久井大夢が龍聖から2つのダウンを奪っての判定勝ちでエース宣言。龍聖はプロ初黒星【KNOCK OUT】
- 久井大夢の「明日は勝てる気がしている」に龍聖は「“まだ早いよ”と大人の強さを見せたい」【KNOCK OUT】