新浜レオン、応援ゲストの所ジョージ&木梨憲武がムチャ振りも「野球のスライディングとは違うので…」【紅白リハーサル】
大みそか放送の「第75回NHK紅白歌合戦」(午後7時20分)のリハーサルが28日、東京・渋谷の同局でスタートした。 音合わせ後の取材会にトップバッターとして登場したのは、悲願の初出場を決めた演歌歌手の新浜レオン(28)。歌唱曲「全てあげよう」をプロデュースし決めポーズの「膝スライディング(膝スラ)」を考案した「とんねるず」の木梨憲武(62)と、作詞・作曲を手がけた所ジョージ(69)も応援ゲストとして出演する。3人は取材陣の爆笑を誘う息ぴったり掛け合いで盛り上げた。
「所さん、木梨さんには紅白報告に出たいんですという思いを伝えて曲作りをしてきたので、その舞台に立てると思ったら本当に幸せで光栄です」。開口一番、新浜はまずは夢舞台への道を築いてくれた恩人たちへの感謝を口にした。 所は過去に審査員を務めたことはあるが、ステージに立つのは芸能生活47年で初めて。「うれしいんですけど、レオンが(紅白に)行けたことが単純にうれしいですね」と主役に花を持たせた。 本番はどんなステージになるかを問われると、木梨が「歌アタマでレオンをどかして僕が歌います。元は僕の歌ですから。(ステージ下から)浮き上がりながらレオンが少し歌うっていう流れでしょうか」とボケると、所が「で、レオンがたまらず(木梨を)蹴り落とす」と乗っかり、木梨が「で、どうなるんだ? 1回コマーシャル!」とCMのないNHKをネタにして笑わせた。 話が膝スライディングに及ぶと、これまでに新浜が滑った距離の最長記録が9メートルということで、師匠の木梨は「果たして紅白で記録が伸びるのかっていうくだりをやるのか、奥の方にボウリングのピンが10本あって、ストライクを取るかですね。それで万が一、2本残ったら俺と所さんがスペアを取りにいく」とさまざまな案を考えていることを明かした。 もともと野球をやっていた新浜。膝スラは帝京高校サッカー部OBだった木梨が考案しただけに「野球のスライディングとは違うので…」と説明すると、またしても即興の掛け合いが始まった。 木梨「本番、紅白の日は野球(のスタイル)にする?」 所「でも野球だと最後(ランナーが)立っちゃう」 木梨「じゃあ俺がセカンドでタッチ入れますから」 所「じゃあ審判でアウトにする」 新浜は「もう何が何だがわかんなくなっちゃいます!」とツッコんでその場は何とか収めたが、最後に2人のムチャ振りに応え、膝スラと野球のスライディングを両方を披露。木梨が「以上、トリオ漫才でした!」と締めて満足げに会場を後にした。
中日スポーツ