イルミネーションタクシー 外国人に人気 苦境脱出の「キラーコンテンツ」として期待
■苦境脱出の重要コンテンツになるか?
イルミネーションタクシーは、今のタクシー業界を救うかもしれないと期待されている。 帝国データバンクの調査では、昨年度のタクシー業の倒産件数は33件で、2年連続で前年度を上回り、これまで最多だった2011年度の36件に迫る水準となっている。 苦境に立たされている背景について帝国データバンクは、「深刻なドライバー不足に加えて、プロパンガスなど燃料代の高騰が収益を圧迫。2023年度の業績が判明したタクシー業のうち、半数以上が燃料高などを理由に赤字や減益など業績悪化に直面した」としている。 都市交通計画が専門の関西大学の宇都宮浄人教授は「タクシー会社から見れば、どこまで乗るのか分からない乗客と違い、前もって予約する形にすれば、イルミネーションタクシーは効率的な配車で付加価値の高いサービスを提供することができる」と指摘している。 また、宇都宮教授は「バスと違いタクシーは個々の客のニーズに柔軟に対応できる」とし、「今後、さらに外国人観光客などの多様なニーズの高まりが想定されるなか、苦境脱出の重要コンテンツになるのでは」と話している。 (「大下容子ワイド!スクランブル」2024年12月2日放送分より)
テレビ朝日