RIKU「マジ寿命を削っています」THE RAMPAGEボーカルが忙しさに悲鳴?9月には東京ドーム公演
人気グループ・THE RAMPAGEの新曲「24karats GOLD GENESIS」が7月24日に発売される。ボーカルのRIKU(29)は「EXILEを象徴するシリーズなのでプレッシャーが強かった」と振り返った。9月には東京ドーム公演の期待も懸かるが「自分たちの全ての知恵、スキルを詰め込むステージにしたい」とも。BATTLE OF TOKYO(BOT)への思いや座長を務める舞台「前田慶次 かぶき旅」の話、そして30歳を目前にした現在の心境も聞いた。 新曲はEXILEを代表する“24karatsシリーズ”を引き継いだ新作だけに、相当なプレッシャーを感じたそうだ。 「自分たちが憧れてずっと夢見てきたEXILEを象徴するシリーズを、グループ単体でリリースするのは、LDHの歴史で僕たちランペイジが初めてです。HIROさんから『ランペだけでEXILEイズムを発信できる』って感じていただけたことは確かに光栄でしたが、それ以上に計り知れないプレッシャーもありました。LDHの信念ともいえるシリーズなので、僕らがただ歌って終わりじゃない。事務所にとってもその先の評価につながることで、喜びよりプレッシャーの方が強かったです」 作品にはメンバーの熱い思いが詰まっている。 「最初に頂いたデモテープは、今のような(重厚感のある)テイストではなく、もうちょっとポップな感じでした。メンバーと話し合って『もっとこういうトラックサウンドにしたい』という意見をスタッフさんに伝えて、それがかなり反映されて今の形になりました。レコーディングも気合入りました。どの作品も命を注いでやっているので、甲乙はつけられないんですが、やっぱりこのシリーズはLDHとイコールといっても過言でもないですから、現場でいろいろ葛藤しながらやりました」 ランぺは現在ツアー中だが、終了後の9月には3年ぶりに東京ドームでのライブが期待されている。 「前回のドームはコロナ禍でキャパは半分で、お客さんも声を出せない条件という難しさもありましたが、今回やるにしても厳しい戦いになると覚悟しています。やっぱり自分たちが持っている以上のものは出せないのも現実ですから、泣いても笑ってもやるしかないという感じです。ただ前回を経験して僕たちもライブの作り方も改善してきたので、逆に今は強気にもなれています。自分たちの全ての知恵とスキルを詰め込んだステージにしたいです」 8月にはBOTが控えている。先日、ザ・ジェット・ボーイ・バンガーズ(TJBB)と対決することが発表された。 「先輩後輩のリスペクトはありつつも、音楽の上ではカマし合いだと思っています。自分としては後輩に対して先輩が見せつけないとダメだと思っています。ジェットはプロ集団という感じで、味としてはランペと毛色が似ている気がします。先日、一緒に撮影しましたが、結構向こうもバッチバチ発信してきましたね(笑い)。ただ、その中にすごくリスペクト感もあって気持ちよかったです。『これが今の俺たちの全力です』という姿勢が見えたので最高の現場でした」 9月27日からの座長公演「前田慶次 かぶき旅 STAGE&LIVE~肥後の虎・加藤清正編~」(東京・シアターHなど)では、芝居に加えてミニライブも予定されている。 「オファーを受けてから漫画を読みました。読んだら慶次って“男”というか、野郎くさくて自分の本能、欲望には忠実だけど無益なことはしない。自由人というよりかぶき者って感じで今回の『かぶき旅』というのがぴったりの人柄ですね。舞台には登場人物それぞれにテーマ曲も作る予定で、ライブを含めて僕が率先してやらなきゃいけないという気もしていて、今、スケジュール含めすごく悩んでいるところです。全員を輝かせるライブステージにしたいですが、今年は忙しくてマジ寿命を削っていますね(笑い)」 8月に30歳を迎えるが、20代はどんな10年だったのだろうか。 「この10年を振り返ると、本当にどん底も経験したし、今知っている中での最高も見ました。どん底はデビューする前もデビュー後も、何回かありましたね。その時って毎回思うんです。『自分がランペにいなくても成り立つんじゃね』って。自分自身の存在価値を見いだせなくなるんですよ。だから価値を見いだしたくて役者もやりました。僕が何か新しいことを始めるのは、何かしら悩んでいる時です。実際、誰かがいなくなってもグループって回るんですよ。その中で思ったのは唯一無二の歌声を作り上げること。誰にもマネできない自分を作り上げることに30代をささげたいと思っています」 犠牲を惜しまず、自身の美意識を貫く姿に敬服。一徹なあまり、少々不器用に見られるところもいいアクセントで、彼の魅力の一つだ。(国分 敦) 家電活動継続中「新作の冷蔵庫 最高にいい」 家電活動は今でも継続しているようだ。 「先日、ついに我が家に新作が入荷しました。前から目をつけていた三菱の冷蔵庫来ました(笑い)。あれ最高にいいです。お肉が凍っているのに刃がスーって通りますから。冷蔵庫の前には、ちょっと高い電動歯ブラシを買いました。モニターとかついているんですが、これがめちゃくちゃ良い。丸くて回るというよりグーって、1分間に何万回も振動するみたいなヤツで、それで磨いた後は歯のツルツル感がまるで違います。それが良すぎたんで、ホク(吉野北人)ちゃんの誕生日に同じモノをプレゼントしました。今も時間さえあれば、(量販の)電器屋さんにいって家電に浸っています(笑い)」 ◆RIKU(リク)本名・青山陸。1994年8月10日、埼玉県出身。29歳。高校時代にEXPGの特待生オーディションに合格して入所。2014年に「ボーカル・バトル4」に合格し、THE RAMPAGEのボーカルになり、17年1月に「Lightning」でメジャーデビュー。21年に舞台「ETERNAL」に主演。特技はサッカー。趣味はサウナ、筋トレ、家電。身長174センチ、血液型A。
報知新聞社