ロングインタビューに応じたSKE48の浅井裕華

　アイドルグループ「SKE48」の浅井裕華（21）が33rdシングル「告白心拍数」で2作ぶりに選抜メンバーに復帰した。昨年、体調不安が続いたことで一時活動を休止していたが、本格的に選抜復帰を果たしてヤル気満々。未来のエース候補が語った新たな目標とは――。 【写真】ポーズを決める浅井裕華 　――2作ぶりの選抜復帰となった 　浅井　すごくホッとしました。入らないかもしれないという覚悟はあったんですけど、ずっと選抜メンバーとして選んでいただいていて、休業したけど、選抜復帰をしなきゃという気持ちもどこかにあったので、良かったなと思います。 　――昨年5月1日から5か月間、活動を休業した 　浅井　ちょっと物事に対して過剰に意識してしまったこともありましたが、今は驚くほどに楽しいです。休業前が楽しくなかったとかではないのですが、その時は悩み事がすごく多くて、これからどうしていこうかとか、いろいろと考えていた時期でした。1度休業してみて、外から自分がいないSKE48を見て、私が思ったことは「SKE48にまだいたい」ということでした。今こうやってみんなと過ごす時間が増えて「アイドル最高！」って思います。 　――休んだことでより、グループの良さが感じられた 　浅井　自分的には休業したら、もう卒業したくなっちゃうのかなとか、戻りたくなくなっちゃうかなって思ったんですけど、正反対でした。戻ってきて良かったなって思います。またこうやってみんなと一緒にステージに立てることのありがたみを本当に感じてます。 　――休業中は何をしていたのか 　浅井　家にずっと引きこもっていました。人とも話さず、部屋に引きこもっている状態で、その時はすごくつらくて…。やっぱり1人でずっと暗い部屋で、何もせずボーっとしてるのって、今まではなかったことだったので。でも、その時、去年の夏だったんですけど菅原茉椰ちゃんや相川暖花ちゃん、上村亜柚香ちゃんが外に連れ出してくれたんです。めっちゃ忙しかったと思うんですよ。サマーツアーやフェスとかの出演もあったのに、私のことを気にかけてくれて、それで結構リフレッシュできましたね。 　――どこに行ったのか 　浅井　菅原茉椰ちゃんと大阪に行ったり相川暖花ちゃん、上村亜柚香ちゃんとは一緒にナイトプールに行ったり。JKじゃないですけど、JKの夏みたいなことをしてすごく楽しめましたね。休業したらメンバーとも疎遠になっちゃうのかなと思ったんですけど、そんなことはなくて。本当にいい思い出です。 　――SKE48に戻ろうと決断したきっかけは 　浅井　昨年8月にチームEの「声出していこーぜ！！！」公演を初めて見に行ったんです。自分がいないチームEの公演を見に行ったら自分的には戻りたいと思わないっていうか、すごく複雑な気持ちで帰ってくるんだろうなって思っていたんですけど、見終わった時の私は「早く戻りたい！」「早くステージにみんなと立ちたい！」っていう気持ちになって。この公演すごくいいなって思ったんです。私も戻れる場所があるなら戻りたい。それで「戻る方向で考えています」と（運営の人に）伝えました。 　――選抜メンバーに復帰しての目標は 　浅井　フロント（選抜メンバーの3番手以内）に立ちたいっていう気持ちをミュージックビデオを制作していく上で、すごく感じました。26枚目シングル「ソーユートコあるよね」と29枚目シングル「心にフラワー」で1列目に立ったことはあるんですけど、フロントには入ってないので、3番手以内に入れるようにと思います。 　――フロントメンバーと言わず、センターを目指してもいいのでは？ 　浅井　はい。いや、そうなんですよね。そこがやっぱり難しいところでセンターに立ちたいっていうと、やっぱりそこまでの自信がまだないっていうか。フロントメンバーの上にあるものはセンターですけど、一度フロントメンバーに立つっていうのも大事だなって思っていて。まずはそこに立ちたいなって思います。 　――ファンの人は口には出さないが、浅井さんと菅原茉椰さんにはセンターに立ってもらいたいと思っているのでは 　浅井　そうだと信じたいです。でも、本当に昔より確実に自信がついてきてるのには変わりなくて。ただ私たち7期生も10年、SKE48にいて、ちょっと遅いかなって思う部分もあったり、 　――熊崎晴香さんは12年目でセンターに立った 　浅井　そうですよね。でも、くまさんって昔から（センターを目指すと）言われてるイメージだったので、勇気を出せば言えることが私にはまだできないんですけど。でも、私的にはアイドル10年目でまだ21歳っていうのが自分の強みだと思っているので、まだまだ元気だぞ、勢いあるぞっていうのを感じてもらえるように頑張りたいなって思います。 　――今回のシングルは何番手のポジション？ 　浅井　（18人中）8番手です。まだまだ厳しいかもしれないですけど今、自分の中で波に乗れてる気がしますし、アイドルをしていて楽しいことばかりなので、この勢いで（フロントを）つかみ取れたらなと思います。