【交流】音を頼りにボールを追いかける「ブラインドサッカー」高校サッカー部と盲学校の子どもたちがプレー
FBS福岡放送
目が不自由な人向けの「ブラインドサッカー」を通じて、佐賀県立盲学校の子どもたちと地元の高校生が交流しました。参加した高校生は前日に県大会を終えたばかりのサッカー部員たちですが、疲れを見せず、ともに汗を流しました。
佐賀市の龍谷高校サッカー部のグラウンドです。11日午前、103人のサッカー部員と、佐賀県立盲学校に通う児童と生徒17人が、サッカーでともに汗を流していました。 ■白野寛太 記者 「ブラインドサッカーの交流会で使われたのは、音が鳴るサッカーボールです。」
目が不自由な人が音の鳴るボールでプレーする「ブラインドサッカー」で、龍谷高校と佐賀県立盲学校が交流するのは、ことしで6回目です。 龍谷高校サッカー部は前日の10日、全国高校サッカー選手権佐賀大会の決勝に臨んでいました。前半早々に先制点を奪ったものの逆転を許し、全国への切符を手にすることはできませんでした。 それでも部員たちは疲れを見せず、交流会に参加しました。アイマスクをつけた状態で、盲学校の子どもたちとミニゲームに挑戦です。
音を頼りにボールを探したり、手をたたいたり、大きな声を出すなど音でのコミュニケーションを取っていました。 ■佐賀県立盲学校 中学部・山田凌虎さん(14) 「ボールを蹴るところが楽しかったです。蹴りながらゴールに入れるのが難しかったです。」 ■龍谷高校サッカー部 3年・中村太朗主将(18) 「改めて気づかされたというか、目の大切さとか自分たちが見えているのは当たり前ではないことを感じることができました。」
ともにボールを追いかけながら、理解を深め合うひとときとなりました。