<ここに注目>強力打線の健大高崎 下関国際はロースコアに勝機 選抜高校野球
下関国際・賀谷勇斗主将の話
(対戦相手の健大高崎について)長打力があり、レベルが高いチーム。自分たちはまだまだなので、大会までに仕上げたい。チームはまだ春(センバツ)は白星がない。まずは1勝を目指したい。
18年にセンバツ初出場 坂原監督就任で徐々に力
1964年に私立下関電子工業高校として開校。全日制で2020年度から新たに設立した普通科(キャリアデザインコースとアスリートコース)と電子機械科(機械と自動車)の2科6コースがある。 野球部以外では、ウエートリフティング部が山口県強化育成拠点校に指定され、19年度中国選手権大会67キロ級・89キロ級・96キロ級で優勝している。野球部は65年の創部。05年に坂原秀尚監督(44)が就任して徐々に力をつけ、17年に夏の甲子園、18年にセンバツ初出場を果たし、その年の夏の甲子園で8強入りした。OBに元ロッテの宮崎敦次さんらがいる。
「元気と希望を発信して」下関国際・山口和也校長
センバツは3年ぶり2回目であり、山口県としても3年ぶりの出場となります。本校はもちろん、県民の方々にとっても、明るくうれしい報となりました。 今年の硬式野球部は、傑出した選手はなく、日々の練習や試合を通し、各選手が技術力の向上に努め、切磋琢磨(せっさたくま)しながら、総合力の充実につなげています。従って、新型コロナウイルス禍で練習の機会が例年の3分の1に減る中、春からの公式戦では毎回ベンチ入りメンバーが変わる状況でした。しかし、秋の県大会から徐々にメンバーも固定し、走・攻・守バランスの取れたチームとなり、中国大会で準優勝してセンバツ出場を大きく手繰り寄せることができました。 センバツでは、本校野球部の最後まで諦めない粘りの全員野球で、コロナを払拭(ふっしょく)する元気と希望を発信できればと祈念しています。