5度目の挑戦で悲願… 石破茂氏、逆転“総裁の座”に
銀行員を経て、初当選は当時最年少の29歳。 石破茂氏(当時29)1986年 「候補者が本当に至らないことで、みなさんに大変ご迷惑おかけしましたけれども…」 衆議院・鳥取1区選出の当選12回。 “党内野党”と呼ばれたこともある一方、防衛相、農水相、党の幹事長など要職を歴任しました。
また、石破氏といえば… 石破茂氏(2020年放送、BS日テレ「深層NEWS」より) 「信頼を旨とします。叡山電鉄同様に、今年も励んでまいりたいと思います」 “鉄道オタク”の一面や、 “アイドル通”としても知られています。有名な「魔人ブウ」のコスプレをしたことも…。 ◇ 石破新総裁に、“市場も反応”。 記者 「一気に円高が進み、143円台となっています」 1回目の投票で、利上げに否定的な立場の高市氏がトップとなり、146円台まで進んだ円安から一転。逆に円高方向に進みました。 ◇ 北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさんの母・早紀江さんは… 横田めぐみさんの母 横田早紀江さん(88) 「すぐにでも(拉致問題を)一番にやっていただきたい。大事なことが多いから、難しいかもしれないけど、生命の問題は別ですからね」
高市氏との、まれにみる接戦を制した石破氏。何が、勝敗を分けたのでしょうか…? ──石破氏の勝因は? 日本テレビ政治部 平本典昭・官邸キャップ 「カギを握った1人が岸田首相です。周辺に『高市さんだと衆院選は勝てない』と石破さんを支持する姿勢を示していました。さらに、旧岸田派の議員に対しても、決選投票では石破さんを応援するよう指示をしていたということです」 「ほかにも高市さんでは次の衆議院選挙は厳しいと思った議員が、石破さんに投票したとみています。といいますのも、選挙戦で他の陣営からは『高市さんは裏金議員に甘い姿勢だった』と。『衆院選で野党に攻撃材料を与えてしまう』と、不安視する声が出ていました」 “選挙の顔”として期待を受けた石破氏。国民に信を問う、衆議院の解散・総選挙について問われると… 石破茂新総裁(67) 「(Q.衆議院いつ解散?)野党とも論戦を交わしたうえで、ご判断をいただきたい。なるべく早く審判をたまわらなくてはならない。その2つをあわせて、適切な時期を判断したい」 (9月27日放送『news zero』より)