今永昇太、好投するも菊池雄星とのトレードで入団した打者の一発に泣く
カブスの今永昇太は現地8月18日(日本時間19日)、今季10勝目を期して本拠地リグレーフィールドでのブルージェイズ戦に先発登板すると、5回97球を投げ、4安打1失点、6奪三振1四球と好投。
しかし、打線の援護が乏しく、2回の被弾が決定打となり、今季3敗目を喫した。試合はカブスが、0-1で完封負け。シリーズの成績を2勝1敗として、現地20日から始まる本拠地でのタイガースとの3連戦を迎えることとなった。
『MLB.com』でカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者は試合後、「取りこぼしたシリーズ最終戦で鍵となった3つのマッチアップ」と題した記事を投稿し、「リグレーフィールドに強風の吹くコンディションのなか、カブスはトロントに1-0で敗れたことにより、シリーズを勝ち越しはしたものの、長い連勝のきっかけを作り損ねた」。
「左腕のショウタ・イマナガは十分にソリッドだったが、1本の本塁打がシカゴによる今季MLBで最も多い26試合目の1点差による敗戦への違いとなった」と試合を要約しつつ、この試合で鍵となった3つのマッチアップを選出。その1つ目として、「ショウタvs.ロペルフィド」を挙げ、2回に左腕が被弾したシーンを振り返った。
バスティアン記者はこの日のコンディションについて、「左中間方向から風が吹き付ける状況にあって、同方向へ本塁打を打ち上げられる確率は極めて低かったが、右翼方向への深いフライであれば、横風がそちらの方向へ吹いていたこともあり、チャンスはあった」と前置き。
そして、「ブルージェイズの中堅手ジョーイ・ロペルフィドは2回にジェット気流を捉えた」とした上で、クレイグ・カウンセル監督による「今日柵越えを放つには、かなり良くボールを打つ必要があった。あれは彼の手柄であり、彼は本当に良くボールを捉えた」とのコメントを伝えた。
さらに「イマナガはカウント1-1から内角高めへ大きく外れるスイーパーを投じ、ロペルフィドに慌てて避けることを強いた。続く投球で、カブスの左腕は速球を内角でゾーンよりもかなり高い位置へ投じたのだが、トロントのルーキーの備えは万全だった」と、この試合唯一の得点シーンについて伝えた。